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「死のうとしてる奴が目の前にいるのに、はいそうですかってほっとくかよ」
彼は私を睨みつける
私をつかむ両手はどんどん力が入って
「頼むから、、、上手く言葉みつかんねぇけど、とりあえずこっちに来い」
なんて低い声で言われる
動画の中でもこんな声聞いたことないな
私、めっちゃ怒られてるな、これ
私は彼の真っ直ぐな目線が耐えられず俯いた
動かない私に痺れを切らしたのか、
彼は私の両手を離し、脇腹に手を回して持ち上げた
『え!?ちょ、きゃあ!』
宙に浮いた私は柵を越え、彼に抱きしめられるように地面に倒れこんだ
彼の早い鼓動が耳元で聞こえる
「俺の前で死のうとするからこうなんだよ」
や、貴方の前で死のうとしたわけではないんだけど、、、
でも、なんでだろう
なんでこんなにもこの人の腕は安心するのだろう
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カズ(プロフ) - めっちゃ良かったです 俺も読んでみてリンクする所があったのでこれからも続編とか楽しみにしてます!頑張って書いてください! (2017年7月26日 2時) (レス) id: 8ab80347e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:超甘党猫 | 作成日時:2017年4月27日 4時