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目の前が暗くなる

気づけば私は彼の胸の中にいた

「、、、他人からはそんなことかもしれねぇけど、お前の中ではどーしようもねぇくれえ大変なことだったんだろ?」

え?

貴方は「ぐすっ」なんて鼻をすする

「大変だったんだよな、お前は辛かったんだよな」

首筋に水滴が落ちたのを感じる

なんで、、、

「俺は馬鹿になんてしねぇし、幻滅もしねぇよ」

私を抱きしめる腕の力が強くなる

泣いてるの?

私は少し顔を上げる

貴方の頬を伝う涙が見えた

『、、、なんでっ、』

それから先は声にならなかった

目の前がぼやけ、涙が頬を伝うのがわかる

あぁ、そっか

ずっと誰かにこうして欲しかったんだ

なんでもいいから、否定じゃなくて

大変だったなって慰めて欲しかったんだ

抱きしめて欲しかったんだ

『っ、、、ふっ、、、』

「声あげて泣いていいよ、ちゃんとそばにいてやるから」

私はその言葉を聞いて我慢が切れたのか、声をあげて泣いた

いつぶりだろう、こんなに涙が流れるのは

彼は一層腕の力を込め、私を抱きしめてくれる

私はここにいると実感させてくれるように

超甘党猫のコメント1→←13



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作品ジャンル:恋愛
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カズ(プロフ) - めっちゃ良かったです 俺も読んでみてリンクする所があったのでこれからも続編とか楽しみにしてます!頑張って書いてください! (2017年7月26日 2時) (レス) id: 8ab80347e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:超甘党猫 | 作成日時:2017年4月27日 4時

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