Flower language ３ ページ40
＝A side＝
強引に連れてこられたのは、オンニの部屋。
ここに連れてきてくれるのは、他の人に聞かれてはマズイ話の時が多い。
きっと、今回もそのパターンだ。
オンニがテーブルに運んできたのは、
お酒とおつまみと・・・アイスクリーム？
BOA「さっきのとは違うけど。これで我慢してね。」
そう言って、デザート用スプーンを渡された。
さっき、食べかけだったからだ・・・。
話は、きっとオッパとの事よね。
私は、どう説明しようか？考えながら、アイスクリームを食べ始めた。
BOA「で？フラれたって？何があったの？」
オンニは、お酒をグラスに注ぐと、それを一口飲んでから、そう切り出した。
私は、持っていたアイスクリームをテーブルに置いて、話し始めた。
：
：
：
それは、3/14の夜。
私は、おめかしをして、指定されたホテルに向かった。
ホワイトデーには会えないって聞いていたけど、
数日前に届いた招待状に「おめかしして来てね」と書いてあったから、
今夜は会えないだけで、翌朝には会えると思って、ワクワクしていた。
ホテルに行くと、スウィートルームを取ってくれていて、
全身エステや、フランス料理のフルコースを頼んでくれていた。
広い部屋に、私宛の豪華な花束も嬉しくて。
でも・・・
時間が経つにつれて、寂しい気持ちがいつもよりも膨らんで。
広いベッドに横たわると、とてつもなく孤独感に襲われた。
そして、3/15の朝。
広いベッドの上で目が覚めた私は、すぐにオッパを探した。
でも、どこにも居なくて。。。
携帯を見ても、メールすら来ていなかった。
たまらずに、私から電話をしたけど、留守電になってしまって。。。
思わず・・・
「オッパのばか〜！！！大っ嫌い！！！」
と叫んで、携帯をベッドに投げつけると、
自分もベッドにダイブして、思いっきり大泣きした。
：
：
：
BOA「で、喧嘩になったのね？」
私は首を横に振った。
A「喧嘩も出来ませんでした。“サヨナラ”って文字だけのメールが来て・・・。」
私は、そのメールをオンニに見せた。
A「私、オッパに何てこと言ったんだろうって反省して、
すぐに電話したんですけど、着信拒否されてて、謝れなくて・・・」
そう言いながら、あの時の事を思い出した私の目に、涙が溢れた。
BOA「本気で怒らせたってわけか。」
そう言って、私を優しく抱き寄せてくれたオンニ。
そんなオンニに甘えて。
私は、声をあげて泣きだした。
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koyuki(プロフ) - ぺちゃんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけていれば良いですが・・・。 (2013年8月1日 22時) (
レス) id: 1916766084 (このIDを非表示/違反報告)
ぺちゃん(プロフ) - ヒチョル (2013年8月1日 17時) (レス) id: d7373203b2 (このIDを非表示/違反報告)
koyuki(プロフ) - おとさん» ありがとうございます♪これからも頑張りますので、よろしくお願いします。^_^ (2013年6月30日 16時) (レス) id: aadeb58fb7 (このIDを非表示/違反報告)
おと - 面白いです^ ^ (2013年6月30日 14時) (レス) id: bf94705d44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koyuki | 作成日時：2013年5月11日 12時
