消えた“くまちゃん”・・・５ ページ36
仕事が終わって、一旦宿舎に戻ってから、
荷物を持って急いで来たのはAの部屋の前。
既に日付も変わってて、時計は深夜１時になろうとしていた。
それでも、Aの部屋には電気が点いてて、
起きて待っててくれてるのが分かった。
呼び鈴を鳴らすと、すぐに開けてくれたA。
玄関を閉めた途端に、ギュッと抱きついてきた。
A「本当に来てくれた！(笑)」
大喜びのAを、ギュッと抱きしめ返す。
リョウク「絶対来るって、メールしたでしょ？(笑)」
ちょっと身体を離して、チュッと小さくキスをして。
一旦は腕を離した僕。
でも、クルリと僕に背を向けたAに、後ろから肩に抱きついて。
リョウク「このままキッチンまで連れてってくれる？」
Aはクスクス笑って「良いよ。」と言ってくれた。
歩きづらそうにしてるけど、僕の腕を優しく握ってキッチンへ行った。
リョウク「寒いから、生姜湯にしよ？」
A「うん♪」
２人で準備して、それをちゃぶ台の方へ運んだ。
ベッドを背にして二人で並んで座る。
しょうが湯を一口飲んで。
隣にはAが座ってて。
あ〜・・・幸せ♪♪♪
A「ところで、その袋は何？」
僕が持ってきた大きな紙の手提げ袋。
リョウク「新しいプレゼントを貰おうと思って♪」
そう言って、中から“くまちゃん”を引っ張り出した。
A「！？」
“くまちゃん”を見て絶句してしまったAの頭をナデナデしてあげる。
リョウク「新しい声が欲しくて、連れて来たんだよ♪」
キョトンとした顔をするAに、僕はニッコリ。
リョウク「宿舎で聞かれちゃって。自分に言われたつもりになって遊んでる奴もいたんだ。」
A「マンネオッパ？(笑)」
リョウク「あんなの“オッパ”なんてつけなくて良いよ(怒)」
ケラケラと笑い出したAを、横からギュって抱きしめて、
リョウク「愛されてるのは僕だけだって思わせて？」
そう言ってニッコリ笑って見せてから、片方の口角だけ、ゆっくり引き上げた。
それを見た途端、笑顔が引きつったA。
リョウク「そもそも何で聞かれたと思う？(黒笑)」
A「え？(汗)」
リョウク「素敵なバレンタインをありがと♪(黒笑)」
A「オ、オッパ！？」
だいたい“別名：アホの子”に頼むからいけないんだよ？
リョウク「あれ？なんで僕の腕の中から逃げようとしてるのかな？(黒笑)」
ふふふ・・・。
悪い子にはお仕置きだよ？
覚悟してね♪(黒笑)
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koyuki(プロフ) - ぺちゃんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけていれば良いですが・・・。 (2013年8月1日 22時) (
レス) id: 1916766084 (このIDを非表示/違反報告)
ぺちゃん(プロフ) - ヒチョル (2013年8月1日 17時) (レス) id: d7373203b2 (このIDを非表示/違反報告)
koyuki(プロフ) - おとさん» ありがとうございます♪これからも頑張りますので、よろしくお願いします。^_^ (2013年6月30日 16時) (レス) id: aadeb58fb7 (このIDを非表示/違反報告)
おと - 面白いです^ ^ (2013年6月30日 14時) (レス) id: bf94705d44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koyuki | 作成日時：2013年5月11日 12時
