消えた“くまちゃん”・・・２ ページ33
仕事から戻ってきても、やっぱり“くまちゃん”はどこにも居なくて。。。
ベッドの上で落ち込んでいたら、Aから電話が来た。
言えない・・・よな。。。
他愛も無い話を少しだけして。
A『オッパ。明日、来れないんだよね？』
明日・・・そうだ。バレンタインだ。
リョウク「うん。ごめんね。」
A『ううん。前からわかってた事だし。ちょっと確認したかっただけだから。(笑)』
そう言って明るくふるまうAに申し訳なくて。
リョウク「ホントに・・・ごめん・・・ごめんね・・・ごめん・・・」
僕は、電話口で、泣きながら何度も謝った。
Aが電話の向こうで、すごく慌てているのがわかる。
A『オッパ！そんなに謝らないで！私の方こそ、ごめんね。そんなに気にしないで！』
リョウク「A・・・“くまちゃん”が・・・」
僕は、耐えられなくなって、打ち明けようと話を始めた。
A『え？“くまちゃん”が・・・何かあった？』
あ〜・・・やっぱり言えない！(泣)
リョウク「“くまちゃん”がAの代わりに居てくれるから！」
A『私も♪“くまさん”がオッパの代わりに傍にいてくれて嬉しい♪』
結局、打ち明けられないまま電話を切った僕。
意気地なし！！(泣泣泣)
僕は、布団の中で泣きながら夜明けを迎えた。
：
：
：
今日はバレンタインだ。
今まで、こんなに最悪な気持ちで迎えた２/１４は無かった。
朝になっても、“くまちゃん”が戻ってくるわけも無くて。
僕は、沈んだ気持ちを押し殺して、仕事に出かけた。
今日は、レコーディングと、ジャケット撮影と、打ち合わせとラジオ収録と・・・
合間に、雑誌の取材が入るって言ってたっけ。
マネヒョンの車に乗りこんで、僕はぼんやりと窓の外の流れる景色を見ていた。
マネ「あ、今日、雑誌の取材がちょこちょこ入るけど、ラジオ番組の前に予定してたのが、
急にキャンセルになったんだ。少し時間が空くけど、どうする？」
リョウク「どうする？って・・・どんだけ空くの？」
マネ「宿舎に一旦帰って、シャワーを浴びるくらいなら取れると思う。じゃなかったら、
そうだな・・・早めの夕食をゆっくり取るのも出来るぞ？それなら予約入れておくし。」
リョウク「・・・少し考えさせて。」
マネ「予約するなら早い方が良いぞ？」
リョウク「うん。」
Aに会うには、時間が足りないよな・・・。
あ〜、もう〜！くまちゃん。
いったい、どこに行っちゃったの？(泣泣泣)
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koyuki(プロフ) - ぺちゃんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけていれば良いですが・・・。 (2013年8月1日 22時) (
レス) id: 1916766084 (このIDを非表示/違反報告)
ぺちゃん(プロフ) - ヒチョル (2013年8月1日 17時) (レス) id: d7373203b2 (このIDを非表示/違反報告)
koyuki(プロフ) - おとさん» ありがとうございます♪これからも頑張りますので、よろしくお願いします。^_^ (2013年6月30日 16時) (レス) id: aadeb58fb7 (このIDを非表示/違反報告)
おと - 面白いです^ ^ (2013年6月30日 14時) (レス) id: bf94705d44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koyuki | 作成日時：2013年5月11日 12時
