DEAR's first love １４ ページ19
翌日。
撮影スタジオに行くと、顔なじみのＰＤが足早に近づいてきた。
ウンジュ「おはようございます！」
ニッコリしながら、いつも通り挨拶したのに、
ＰＤ「ウンジュ！こっちに来い！」
とても怖い顔をして、私の腕を掴むと、
そのままスタジオの隅っこに連れて行かれた。
いつもなら優しい笑顔で挨拶を返してくれるのに・・・？
ビックリして。
自分が何かやってしまったのかと、記憶をたどる。
でも、何も思い当たらない。
ＰＤ「何があった？」
ウンジュ「え？」
ＰＤ「お前の顔を見れば、すぐわかる。」
確かに一晩中泣いたけど。。。
今朝、目が腫れてたから、ちゃんとプロらしくケアして、
目立たない位にはなっていたはず。
ＰＤに会う前に、何人かのスタッフにも挨拶したけど、
誰も何も言ってこなかったし。
ＰＤ「他のスタッフが気づかなくても、俺は気付く。何年、お前を見てきたと思ってるんだ？」
ウンジュ「あの・・・そんなに酷いですか？」
ＰＤ「いいや。いつも通りの綺麗な顔をしてる。」
ウンジュ「じゃあ、笑顔がおかしい・・・とか？」
ＰＤ「とても素敵な笑顔だ。」
ウンジュ「じゃあ・・・何がダメですか？」
思い当たる節が、全くない。
ＰＤ「言ったろ？何年、お前を見てきたと思ってるんだ？って。」
え・・・。
それって・・・。
ＰＤ「今日は、この撮影が終わったら、時間とれるか？」
ウンジュ「はい。今日は、この撮影だけですから・・・」
ＰＤ「じゃあ、終わったら食事に行こう。話、聞いてやるよ。」
ウンジュ「え・・・？」
ＰＤ「俺とデートしよう。」
そう言って、いつもの優しい笑顔になったＰＤ。
もしかして。。。
私がリョウクさんしか見ていなかったから、
周りが見えていなかっただけで、
実は、色んな人が私を見ていてくれたのかな？
それを私は見過ごしていたの？
それなら。。。
今からでも、その人達ときちんと向き合っていきたい！
ウンジュ「ＰＤ？私、おしゃれなお店じゃないと、嫌ですよ？(笑)」
ＰＤ「名前で呼んでくれたら、善処しよう。」
そんな簡単な事で良いの？
ウンジュ「ヒョンスさん。期待してますね♪」
私の言葉を聞いたヒョンスは、とても嬉しそうに笑うと、
ヒョンス「じゃ、撮影準備してこい！」
と言って自分も準備に向かった。
：
：
その日を境に、一回り上のヒョンスとは、とても仲良くなった。
“友達以上恋人未満”
そんな関係になるまでに、あまり時間はかからなかった。
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koyuki(プロフ) - ぺちゃんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけていれば良いですが・・・。 (2013年8月1日 22時) (
レス) id: 1916766084 (このIDを非表示/違反報告)
ぺちゃん(プロフ) - ヒチョル (2013年8月1日 17時) (レス) id: d7373203b2 (このIDを非表示/違反報告)
koyuki(プロフ) - おとさん» ありがとうございます♪これからも頑張りますので、よろしくお願いします。^_^ (2013年6月30日 16時) (レス) id: aadeb58fb7 (このIDを非表示/違反報告)
おと - 面白いです^ ^ (2013年6月30日 14時) (レス) id: bf94705d44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koyuki | 作成日時：2013年5月11日 12時
