DEAR's first love １３ ページ18
リョウクさんが電話をくれたのは、私がメールしてから３時間後だった。
ウンジュ「さっきAオンニと会いました。」
リョウク『え？Aと？』
ウンジュ「ショッピングしてお茶したんです。オッパの事も聞きましたよ。」
リョウク『僕の事？』
ウンジュ「会おうって話にならないって。なぜ言わないんです？」
リョウク『それは・・・』
ウンジュ「ま。私には関係ないですけど。・・・で、返事をもらえますか？」
リョウク『うん。それなんだけど・・・やっぱり恋愛対象とは思えない・・・ごめん。』
ウンジュ「なんで謝るんです？」
黙り込むリョウクさん。
なんだか悔しくて。。。
ウンジュ「私、オンニに宣言したんです。オッパと付き合うって。」
リョウク『なんで！？なんでAにそんな事を言ったんだよ！Aは？何て言ってた？』
電話の向こうで慌てるリョウクさんからは、
少し怒ってる様子も伝わってくる。
分かってたけど、涙が浮かんでくる。
でも、泣いてるなんて思われたくない。
ウンジュ「Aオンニだなんて、言ってませんけど？」
リョウク『え、ウソ？』
ウンジュ「さあ？」
リョウク『どっち？言ったの？言ってないの？』
ウンジュ「Aオンニの事・・・好きなんですね？」
認めたくなかったけど、
リョウク『・・・ウンジュには関係ない。』
その答えで全てがわかった。
“妹”としての感情じゃないって、気づいたんだ。
この前は、ハッキリ否定してたのに・・・。
ウンジュ「私のアドレス、削除してくださいね。私も消しますから。」
未練たらしいのはキャラじゃない。
どうせなら、バッサリ切り捨ててやる！
ウンジュ「じゃあ、切りますね。」
リョウク『うん・・・元気でね。』
きっと二人は相思相愛。
でも、この感じじゃ、恋人にならずに終わるかもね。
それでも良いけど・・・。
ウンジュ「あ、私Aオンニの連絡先知らないんで、訂正しといてくださいね。」
この恋をスッキリと終わらせる為にそう言うと、
リョウク『え！？本当に言ったの！？ねえ！ウンジュ！？』
もう限界。
テンパってるリョウクさんの声を遮るように電話を切った。
途端に涙が躊躇することなくドッと流れ出す。
涙で見えずらい画面を必死に見ながら、
リョウクさんのアドレスを表示させて、すぐに削除した。
そして最後の仕上げ。
携帯を両手で握りしめて、思い切り泣いた。
これで全ては終わり。。。
さよなら・・・私の初恋。
でも、話はこれで終わらなかったのだ。。。
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koyuki(プロフ) - ぺちゃんさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけていれば良いですが・・・。 (2013年8月1日 22時) (
レス) id: 1916766084 (このIDを非表示/違反報告)
ぺちゃん(プロフ) - ヒチョル (2013年8月1日 17時) (レス) id: d7373203b2 (このIDを非表示/違反報告)
koyuki(プロフ) - おとさん» ありがとうございます♪これからも頑張りますので、よろしくお願いします。^_^ (2013年6月30日 16時) (レス) id: aadeb58fb7 (このIDを非表示/違反報告)
おと - 面白いです^ ^ (2013年6月30日 14時) (レス) id: bf94705d44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：koyuki | 作成日時：2013年5月11日 12時
