※ハロウィンナイト※ (ページ1)

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※吸血鬼_luz ページ1

※吸血鬼_luz
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頭が霧がかかったみたいにぼーっとする…

あれ、私何してたんだっけ…？

ここは…ベット…？

l『あれ、味が変わった…催眠解けた？』

声がする方へ視線をやれば太腿に顔を埋めていた男性が視界に入り次に所々何かに刺された様な跡と血が少量流れていた。

貴『ｯひ…何？…誰…？』

l『俺の事忘れたん？』

段々と霧がはれていくと同時に赤い目を見ると恐怖心が芽生え後ずさると壁に背中が触れた。

貴『嫌！来ないで…っ！』

l『あー、面倒くさい…俺の方見て？』

貴『嫌…家に返して！』

l『乱暴な事したく無いんやけど…』

貴『やっ…！』

男性がシワを寄せ軽く舌打ちすると共に私の頬を大きな手で鷲掴みして無理矢理視線を合わせられた。

l『A俺の事ほんまに忘れたん？絶対逃せへんよ…俺とずっと永遠に此処で暮らすんやから…』

視線があった瞬間また頭に霧がかかっていく感覚に襲われた…
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※ luz side

l『俺の名前は？』

貴『る…す…？』

l『うん、俺たちの関係は？』

貴『こい…びと…』

l『そうそうお利口さん…』

貴『るす…恋人…］

l『俺の事るぅって呼んでた、思い出した？』

貴『るぅ…うん、ごめんね』

l『大丈夫、Aは頭打ってから偶に記憶がごっちゃになるんよね』

貴『ん…るぅ、好き。』

催眠が解けた彼女にまた催眠をかけ彼女が不信感を覚えない様頭を打ってから記憶が曖昧になると言う事をわざと声に出し信じさせると完全に催眠がかかったのか俺に抱きついてきた。

l『俺もすき。』

貴『ふふ…今日も血吸う？』

l『吸う。』

返事を返すと嬉しそうに頬を赤くしながらも血を吸わせてくれる彼女…

味の確認含めて首に牙を立て血を啜る。

l『ん…この味だ…』

貴『味？』

l『Aが俺の事好きっていう味』

自分に恋している女の血は格別に美味しい_

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Aとは1週間前に出逢った…

俺の事吸血鬼って知らずに太陽みたいな笑顔を見せたAが欲しくなって…

自分の城に連れて帰って来た。

するとずっと笑顔で接してくれていた筈なのに何故かAは怯えた顔で俺の事を見て家に帰りたいと泣いた。

本来のAが俺の事を愛してくれないなら…

催眠をかけるしかない…

そしたらAは笑顔で接してくれるし照れながらも愛を伝えてくれる。

これでずっとAは俺のもの…

誰にもAは渡さない。

そう強く思いながら今日もAが気を失うまで血を吸い続けた…※

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end…