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涼介「こいつにさ、いつ話す?」
ぐっすり寝ている小恋の髪をなでながら、口を開いた涼介。
A「ちゃんと話さなきゃ、とは思ってるんだけど」
涼介「うん」
A「ここ、なんとなく理解してるんじゃないかな、って思って...」
親ばかじゃないけど、なんかこう...ここには3歳ごろから、
人の感情に敏感なところがあった。
私が泣けば、どんなに隠しても何も言わずにぎゅってしてくれるし、
少しでも不安な表情を見せれば、「どうしたの?」って問うてきた。
でもそれはきっと、涼介の真似じゃないかと、私は思う。
涼介「風呂入る前、俺ら二人で遊んでたじゃん?」
涼介は小恋の毛先を指に巻きつけながら言った。
A「うん」
涼介「ここが、"ぱぱ、ままにあとでぎゅーしてあげてね"って。言ってた」
A「そっか...そうだったんだ、」
やっぱり、あの子はすごい。
小恋が思いやりのある子に育ってくれて、母としての喜びを感じる。
けれど、小恋に心配はかけたくなかった。
なるべく見せないようにしてたから。
...私の弱いところを。
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ていな - 圭人LOVEさん» そうですね!ハッピーエンドの方向かな...?まぁ、楽しみながら読んでください(笑) (2016年10月24日 16時) (レス) id: 9f843be52f (このIDを非表示/違反報告)
圭人LOVE(プロフ) - ハッピーエンド欲しいです。バッドエンド嫌いなので(笑) (2016年10月22日 19時) (レス) id: baceae0461 (このIDを非表示/違反報告)
ていな - 山田菜摘さん» ありがとうございます!これからも見てくださるとうれしいです! (2016年10月15日 16時) (レス) id: 9f843be52f (このIDを非表示/違反報告)
ていな - ゆめのさん» ありがとうございます!これからもよろしくお願いします♪ (2016年10月15日 16時) (レス) id: 9f843be52f (このIDを非表示/違反報告)
山田菜摘(プロフ) - 進行頑張って下さい! (2016年10月15日 16時) (レス) id: 07b07c35b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もちてぃな | 作成日時:2016年8月16日 10時