涙は似合わない《 Ryousuke.Y》

《 ７ 》 ページ8

大貴side



…ﾋﾟｺﾝｯ

大｢山田ー。有明さん着いたみたい。｣


涼｢おっけー。よしっ、行こ。｣


大｢おうっ｣


今日は雑誌の撮影2本にいたジャンの収録2本。

いたジャンはスタジオ収録だけなんだけど。


大｢山田、今日いける？

いたジャンの合間に休憩少ししか無いけど…｣


俺が心配していたのは立て続けに入ってしまった収録

山田は疲れると発作が出やすくなる。

発作が出て収録を止めてしまうのは

スタッフさんに迷惑を掛けてしまうことだし、

山田がそれを1番恐れている。


涼｢んー…大丈夫っ。スタジオでしょ？

ロケより疲れないって。｣


大｢俺、ほとんど隣だと思うから

なんかあったら、すぐ駆けつけてやんよ!｣


涼｢ふふっ、ありがと。大ちゃん。｣


ホントは発作が起きずに1日が終わってくれれば…

って思ってるんだけどな…。

仕事場で起きなかったとしても、

帰宅後に発作が起きることもある。

俺が隣で笑ってなきゃ。

山田が笑顔で過ごすためにも__


ﾏﾈ｢着きましたよー。｣


大｢よーしっ、行ってきまーす!｣


ﾏﾈ｢山田さんっ、

発作後に無理に仕事したらダメですからね!

あと、やばいと思った時には僕呼んでくださいよ!｣


涼｢…わかってるって、ふふっ｣


ﾏﾈ｢笑い事じゃないんですよー!!｣


大｢相変わらず有明さんは心配性だなっ｣


心配性の有明さん。

ホントはすっごく頼れるマネージャーさん。

ホントは感謝感謝だなっ。






。

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