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正しいきみの落とし方�� ページ5
…
｢A、来ない？｣
そ、そんな可愛い顔で言われたら行きたくないなんて言えるわけがない
仕方が、ない
『わかったよ』
｢まじ?!やった〜！｣
私が行くだけでそんなに喜んでくれるんだね
嬉しいけど、嬉しいはずなのに
なぜかとても心が痛い
｢じゃあ俺は動画の編集してくる｣
『わかった待ってるね』
私は仲間家の黒いソファーに座り、ボーッと日曜のことを考えていたら
ボスッ
ジンくんがいきなり座り私の肩に顔をのせた
ｼﾞﾝ｢そういや梨奈って名前、マホトが好きな名前の由来一つだよね｣
『気にしないようにしてたのになんで言うの』
ｼﾞﾝ｢いやそうだなーって思って｣
『悲しい』
｢はぁ｣と重いため息をつくと
ジンくんはボソッと
ｼﾞﾝ｢もう俺にしなよ｣
と小さな声で言った
私は
『そうしようかな』って私なりに全力で笑えることしか出来なかった
…
そしてまた静かに涙をこぼす。
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作者名：わたなべさわちゃん | 作成日時：2017年9月5日 0時
