44話 ページ46
その後は何事も起きず、Aも揃って夕食を食べた。途中、赤ニット帽さんがこちらをじっと見てきて穴があきそうだったのは内緒だ。
イケメンにあんなに見られるとか嬉しいけど嬉しくないよ…。
『では、私は片付けしてきますね。』
rb「……本当に手伝わんでええの？」
ベッドに横になりながら申し訳なさそうにこちらを見てくるロボロさん。皿洗いを手伝いたいと言ってきたが、病人である方にそんな事はさせられない。申し訳ないが断らせていただいた。
『大丈夫です。それよりも早く治してくださいね？』
rb「…おん、治ったらちゃんとお礼するわ。」
『はい、楽しみにしてますね！』
ペコリと一礼をして皿を持とうとする。
sho「………。」
しかし、Aの手よりも先に赤ニット帽さんが皿を持ちドアの方へ向かった。
『あ、あの………。』
sho「はよドア開けてくれん？行けんのやけど。」
………どゆこと？どういう風の吹き回し？
rb「シャオロン……どういう風の吹き回しや。」
気が合いますね、ロボロさん。
初めて会った時とは違い、少し面倒臭そうにしながらも少しだけ優しい声色で話しかけてくれる赤ニット帽さん。それを警戒してか低めの声で観察するように声を発するロボロさん。
sho「別に俺の勝手やろ。……はよ開けぇや、手伝う。」
『ぁ、はい……。』
いきなりの態度急変に着いていけず、言われるがままにドアを開け先を行く赤ニット帽さんに着いていく。後ろの方から『手ぇ出したら許さんからなぁ！！』と大声が聞こえるが、それを無視して進んでいく。
スルースキル高いな。て言うか、病人がそんな声出していいの？
後ろの叫び声を聞き苦笑いをしてしまう。そのまま赤ニット帽さんについて行くと、『おい。』と一言声をかけられ2人は立ち止まった。
sho「………い、言っとくけどな！これは食わせてくれたお礼であってお前の為やないからな！」
『………はぁ…。』
何だこの人、面倒臭いツンデレじゃん。推せる気がしてきた。
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天曇 - 小さい…ホビット…… (2021年1月22日 11時) (
レス) id: 786a665169 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - 下の下と下に激しく同意。 (2021年1月18日 18時) (レス) id: cf91128782 (このIDを非表示/違反報告)
モカブラウン(プロフ) - こんにちは！すごくいい作品...文才と妄想力を僕にください (2021年1月18日 8時) (レス) id: e467f9631d (このIDを非表示/違反報告)
晴 - ↓のコメで吹いた、ﾌﾞﾌｫｫｰw ｸｿｯ夜中に見たせいでメシテロにうああああ！ (2021年1月16日 23時) (レス) id: 47b2bcc73d (このIDを非表示/違反報告)
天曇 - ロボロ・クライン……クライン…小さい…… (2021年1月15日 22時) (レス) id: 786a665169 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：骨粉の煮付け | 作成日時：2020年12月23日 18時
