43話 ページ45
sho「………ｯｯｯ…。」
rb「おぉ……やっぱ美味そうや！」
ｺﾞｸﾘと唾を飲み込む音が聞こえる。その様子を見て悪い印象は抱かせていないことを確信したAは口角を上げて堂々と声を出した。
『どうぞ、トマト煮込みです。お召し上がりください。』
その声を合図にロボロと赤ニット帽さんはフォークとスプーンを持ち、ﾊﾟｸﾘと料理を口に運んだ。
rb「んまぁ……やっぱり美味いわ…。」
料理の入ったら皿を持ち胃の中に掻き込む。よかった、美味しそうに食べてくれている。ロボロの食べっぷりを見て安心したのも束の間、赤ニット帽は一口食べてから固まっているのに気がついた。
『あ、あれ……お口に合いませんでした…？』
恐る恐る聞くと、いきなり顔を上げて興奮気味に話を始めた。
sho「なんなんや……こんなん初めてや！美味い、めちゃくちゃ美味いわ！」
『そ、そうでしたか……よかった…。』
あまりの勢いと先程とのギャップに目眩がする。いや可愛いんだけどね？可愛いんだけど温度差が激しすぎて風邪をひきそうだ。
だけど、美味しいって言ってくれて良かった。
rb「シャオロン、お前…。」
sho「…ぁ……。い、言っとくけどこれで信用した訳やないからな！」
いや別に信用してもらおうとか一切思ってません。て言うか、関わらないで頂きたい。
これを声に出すわけにもいかず、苦笑いでその場を収める。ロボロさんはAを睨みながらも料理を口に運ぶ赤ニット帽を見て唖然とする。そんなにぼーっとしていたらせっかくの料理が冷めてしまうでは無いか。
『ロボロさん、料理が冷めるので食べた方が良いかと…。』
rb「あっ、せやった！」
止めていた手を動かし口いっぱいに鶏肉を詰め込むロボロさん。小動物感が一層増したなぁ。
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天曇 - 小さい…ホビット…… (2021年1月22日 11時) (
レス) id: 786a665169 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - 下の下と下に激しく同意。 (2021年1月18日 18時) (レス) id: cf91128782 (このIDを非表示/違反報告)
モカブラウン(プロフ) - こんにちは！すごくいい作品...文才と妄想力を僕にください (2021年1月18日 8時) (レス) id: e467f9631d (このIDを非表示/違反報告)
晴 - ↓のコメで吹いた、ﾌﾞﾌｫｫｰw ｸｿｯ夜中に見たせいでメシテロにうああああ！ (2021年1月16日 23時) (レス) id: 47b2bcc73d (このIDを非表示/違反報告)
天曇 - ロボロ・クライン……クライン…小さい…… (2021年1月15日 22時) (レス) id: 786a665169 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：骨粉の煮付け | 作成日時：2020年12月23日 18時
