26話 ページ28
utside
ut「………。」
cn「どうしたんですか？そんなにショック受けたんですか？」
嘲笑うように話しかけてくるチーノ。手を口元に添えてニヨニヨと笑みを浮かべている。
喧しいわ。こんくらいでへこたれん。
それにしてもだ。このスーツでは女の子と遊んだのは少し前で最近はしていない。とんちに監視されとったからな。それに、スーツも洗濯もしっかりとされている。
なのにあの子は匂いに反応した。
cn「……？大先生？」
ut「………なぁ、チーノ。スーツの匂い嗅いでくれん？」
cn「はぁ？」
スーツの裾をチーノの顔の近くに持っていく。チーノは心底嫌そうな顔をして首を振り拒否をする。
cn「いやいやいや、嫌ですよ！なんで男の匂いを…大先生の匂いを嗅がなきゃいけないんですか！」
ut「俺やって嗅がれるなら女の子がいいに決まっとるやろ！検証したいだけやから…。」
cn「……仕方ないから嗅ぎますけど。」
渋々と鼻を近づけて匂いを嗅ぐ。数回嗅ぐと、首を傾げた。
cn「別に何の匂いもしませんよ？」
ut「せやねん。なのにあの子は臭うって言うた。」
cn「……確かに、言いましたね。」
何故あの子は臭うと、しかも性別と香水の匂いを当てたのだろうか。確かに、最後に会った子はミラちゃん……いや、ルシェちゃんだったか？まぁ薔薇の香水をつけていたことは確かだった。
それを的確に当てた。異常なまでの嗅覚の持ち主という事だろうか。
ut「これはグルちゃん達と要相談やな。」
ズボンのポケットからタバコを取りだしライターで火をつけ、チーノと共にグルッペンのいる所へ足を進める。
これから少し忙しくなりそうや。
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その頃、その異常なまでの嗅覚の持ち主はと言うと…
『い゛ｯｯｯ…。』
shp「我慢してくださいよ、それ放置したまままたほかの人に会ったらわいがどやされるんで。」
『ひぇい………。』
厨房の前で涙を流しながらショッピに頬と首の手当をされてた。
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天曇 - 小さい…ホビット…… (2021年1月22日 11時) (
レス) id: 786a665169 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - 下の下と下に激しく同意。 (2021年1月18日 18時) (レス) id: cf91128782 (このIDを非表示/違反報告)
モカブラウン(プロフ) - こんにちは！すごくいい作品...文才と妄想力を僕にください (2021年1月18日 8時) (レス) id: e467f9631d (このIDを非表示/違反報告)
晴 - ↓のコメで吹いた、ﾌﾞﾌｫｫｰw ｸｿｯ夜中に見たせいでメシテロにうああああ！ (2021年1月16日 23時) (レス) id: 47b2bcc73d (このIDを非表示/違反報告)
天曇 - ロボロ・クライン……クライン…小さい…… (2021年1月15日 22時) (レス) id: 786a665169 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：骨粉の煮付け | 作成日時：2020年12月23日 18時
