21話 ページ23
震えが止まらない。
こんな威圧初めてだ。就活の面接とかそんな比じゃない。少しでも過ちを犯したらﾀﾋが待っているような感覚だ。
gr「さて……。」
『ひゃいっ…！！』
バリトンボイスで話し出す強そうな男。全身の筋肉に力が入り、舌を噛んでしまった。
くつくつと笑う男は、そのまま話を続けた。
gr「まずはお礼を言おう。我々の仲間を助けてくれてありがとう。」
『ぁ……いや…その……大、丈夫なんで…はは…。』
頭を下げる男に辞めるよう言おうとするが、未だ威圧が解けないのと四方八方からの殺気で言葉を出せない。
頼むから…殺気はいいから威圧はやめて…。
gr「……では、質問に入ろう。君は何者だ？」
漫画やアニメなどでよく聞くセリフをまさか自分が受けるだなんて。これは素直に言っていいのだろうか。いや、嘘をついた方が後々やばいかもしれない、正直に言おう。
『えと……あの…………私はただの料理人で…。』
kn「嘘つくなや。」
後ろから冷たい声を挟まれる。
サッカーのユニフォームのよな物を着た男はこちらに詰め寄り、光の灯っていない目で此方をじろりと見てくる。
kn「ただの料理人がトントンをこんなにする訳ないやろ、何処の国のもんや。はよ言わんか。」
tn「シッマ…！やめぇや！」
この人目で人殺せちゃうよ…。
体温がマイナス５度程低くなる。実際冷えている訳では無いが、そう感じる程冷たい目をしている。
あまりの怖さに涙腺がついに決壊する。
kn「なんや、泣くんか。」
変わらず冷たい視線と冷たい声で言葉を発する。思わず体がビクつき、震えと涙が止まらなくなる。
『ごめｯ……なさ………。』
なんでよ、神様。私なんかした？機嫌損ねちゃった？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2133人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天曇 - 小さい…ホビット…… (2021年1月22日 11時) (
レス) id: 786a665169 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - 下の下と下に激しく同意。 (2021年1月18日 18時) (レス) id: cf91128782 (このIDを非表示/違反報告)
モカブラウン(プロフ) - こんにちは！すごくいい作品...文才と妄想力を僕にください (2021年1月18日 8時) (レス) id: e467f9631d (このIDを非表示/違反報告)
晴 - ↓のコメで吹いた、ﾌﾞﾌｫｫｰw ｸｿｯ夜中に見たせいでメシテロにうああああ！ (2021年1月16日 23時) (レス) id: 47b2bcc73d (このIDを非表示/違反報告)
天曇 - ロボロ・クライン……クライン…小さい…… (2021年1月15日 22時) (レス) id: 786a665169 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：骨粉の煮付け | 作成日時：2020年12月23日 18時
