1話 ページ3
まずは状況を整理しよう。
私は昨日飲み会で上司に飲まされまくっていた…。それで終わろうと思っていたけど、同期に首根っこ掴まれて２次会まで引きずり込まれた……。
うん、ここまではいつも通りだ。
その後は…酔いながらも家に帰って…そのまま寝て…
『起きたらここに居た……うん、なんで？！』
状況整理しても全く理解が出来ない。
こんなファンタジーみたいな事がふつう起こるだろうか。もしかしたら夢かもしれない、そう思い思いっきり自分の頬を抓る。
『いｯｯｯｯだぁ！！！』
めちゃくちゃ痛い。
どうやら夢ではないようだ。夢じゃないのに全く知らない草原にいる、こんなのファンタジー系のアニメや異世界転生物みたいじゃ……………
ん？？
『もしかして…異世界転生……しちゃってたりする…？ファンタジーの世界居たりする？』
いやいやぁ…そんな訳あるかーい！
脳内が溶けたようなツッコミをのほほんと入れて念の為辺りをよく見渡す。
うん、至って普通の草原だね！
澄み渡る空…綺麗に咲く白い花……そして何より草原を駆け抜けるペガサス…!!
『ペガサス?!?!?!』
思わず大声を上げてペガサスを見る。
白馬に生える真っ白な翼…どう考えてもペガサスである。
もう一度辺りをよく見渡すと、見たことの無い動植物が沢山いる。
『うそぉ…。』
唯一絞り出せた言葉。もう何も言えない、これは明らかに自分の住んでいた場所ではない。
口角がひくつき、たらりと嫌な汗が流れる。
もしも神様がいるなら文句を言いたい…。
『この身一つでどう生きていけと…余裕でﾀﾋぬわ……。』
拝啓、友人へ
私は一足先に異世界転生しました。
状況はとても最悪です。
もしも異世界転生するのなら、気をつけてください。
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天曇 - 小さい…ホビット…… (2021年1月22日 11時) (
レス) id: 786a665169 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - 下の下と下に激しく同意。 (2021年1月18日 18時) (レス) id: cf91128782 (このIDを非表示/違反報告)
モカブラウン(プロフ) - こんにちは！すごくいい作品...文才と妄想力を僕にください (2021年1月18日 8時) (レス) id: e467f9631d (このIDを非表示/違反報告)
晴 - ↓のコメで吹いた、ﾌﾞﾌｫｫｰw ｸｿｯ夜中に見たせいでメシテロにうああああ！ (2021年1月16日 23時) (レス) id: 47b2bcc73d (このIDを非表示/違反報告)
天曇 - ロボロ・クライン……クライン…小さい…… (2021年1月15日 22時) (レス) id: 786a665169 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：骨粉の煮付け | 作成日時：2020年12月23日 18時
