17話 ページ19
『ふぁ……ｸｼｭﾝｯｯｯ……あー…。』
rb「うわ、大丈夫なん？もしかして移ったか…？」
心配そうに布越しにこちらを見る小動物さん。いやはや申し訳ない、患者の前でくしゃみするとか有り得ないですわ。
『あはは、多分噂されてるんですよ…私はめちゃくちゃ元気ですよ！』
rb「ならええけど…。」
食事が終わり、元気になったのか心拍数がゆっくりになっている。
やっぱり、耳が良くなってる…それだけじゃない。嗅覚も視覚も味覚も触覚もだ。違和感を感じるほど良くなっている。
問題は無いけどね！寧ろ料理が上手くなっていく気がする！
rb「……なぁ、あんさん。」
『はい、なんですか？』
rb「頬の傷…大丈夫か？」
頬の傷？あぁ、小動物さんが投げたナイフの傷か。傷がついた自身の頬を触ると、ヌルッとした感覚が手に広がる。
『うっわ気持ち悪！』
思わず声を出して手を見る。大量に血液が出ている訳でもないのに気持ちの悪い感覚が手に拡がった。
物を触る時は注意しよう…。
rb「すまんな…警戒していたとはいえ、女の子に傷つけてもうた…。」
『いや本当に大丈夫なんで！気にしないでください！』
立ち上がってフォローをするA。そこまでするとは思わなかったのだろう、男性はAの行動に大きな声を出しながら笑った。
『ちょ、そんなに笑いますか？！こっちは必死なんですが？！』
rb「だ、だからって……ふっ……はははは！」
『うあーもう！恥ずかしくなるんでやめてくれませんか？！』
顔を真っ赤にさせながら話すが、一向に笑いが止まらない小動物さん。
まぁ、辛そうにしていた人がここまで回復したんだ。ほんとに良かった。
眉を下げて薄く笑う。その表情を見た小動物さんは顔を赤くさせて長い袖で顔を隠してしまった。
そんなに酷い顔でしたか？なんかすみません。
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天曇 - 小さい…ホビット…… (2021年1月22日 11時) (
レス) id: 786a665169 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - 下の下と下に激しく同意。 (2021年1月18日 18時) (レス) id: cf91128782 (このIDを非表示/違反報告)
モカブラウン(プロフ) - こんにちは！すごくいい作品...文才と妄想力を僕にください (2021年1月18日 8時) (レス) id: e467f9631d (このIDを非表示/違反報告)
晴 - ↓のコメで吹いた、ﾌﾞﾌｫｫｰw ｸｿｯ夜中に見たせいでメシテロにうああああ！ (2021年1月16日 23時) (レス) id: 47b2bcc73d (このIDを非表示/違反報告)
天曇 - ロボロ・クライン……クライン…小さい…… (2021年1月15日 22時) (レス) id: 786a665169 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：骨粉の煮付け | 作成日時：2020年12月23日 18時
