14話 ページ16
恐る恐る卵粥を口に運ぶ男性。
さぁさぁ…どんな反応を見せてくれるのだろうか。
ﾊﾟｸｯと卵粥を口に入れた男性、パァッと効果音が聞こえる程幸せそうな顔をしていた。
rb「な、なんやこれ……初めて食べたわ…。」
『美味しいですか？』
rb「う、美味い！飯でこんな美味しいと思ったんは初めてや！」
嬉しそうに手をパタパタとさせている。まるで小動物だ、可愛い。よし、小動物さんと呼ぼう。
rb「あんさん…一体何者なんや……こんなもん作れるやつなんてすぐに有名になるで？」
『あはは、嬉しいお言葉ですね…！でも、私はただの料理人ですよ！そんな大層なものではありません。』
ケラケラと笑ってしまう。そんなに美味しいものは広まっていないのだろうか。勿体ない、食材はいいものばかり揃っているのに…。
モグモグと美味しそうに食べる小動物さん。どうやら、食欲は回復しそうだ。
『お腹に余裕があったらゼリーも食べていいですからね！』
rb「全部食べるわ！こんな美味いもん食べれん訳が無い！」
『あら嬉しい。』
料理人にとって至高の言葉をかけて下さる小動物さん。先程の攻撃的な態度をとった人とは思えない程可愛く感じてしまう。
rb「……さっきはすまんかったな。」
ポツリと小さな声で謝ってくる。いや可愛いな。
『いやいや、普通知らない人が来たらそう思いますよね…こちらこそすみません…。』
rb「なっ？！頭下げんとってや…！」
こちらも申し訳なくなり、頭をもう一度深く下げる。小動物さんはその行動を止めさせようと必死に話しかけてくる。
どうしよう、超可愛いんだけど。
Aはクスクスと笑いながら頭を上げた。最初はポカンとしていたが、徐々につられて男性も楽しそうに2人で笑いだした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2132人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
天曇 - 小さい…ホビット…… (2021年1月22日 11時) (
レス) id: 786a665169 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - 下の下と下に激しく同意。 (2021年1月18日 18時) (レス) id: cf91128782 (このIDを非表示/違反報告)
モカブラウン(プロフ) - こんにちは！すごくいい作品...文才と妄想力を僕にください (2021年1月18日 8時) (レス) id: e467f9631d (このIDを非表示/違反報告)
晴 - ↓のコメで吹いた、ﾌﾞﾌｫｫｰw ｸｿｯ夜中に見たせいでメシテロにうああああ！ (2021年1月16日 23時) (レス) id: 47b2bcc73d (このIDを非表示/違反報告)
天曇 - ロボロ・クライン……クライン…小さい…… (2021年1月15日 22時) (レス) id: 786a665169 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：骨粉の煮付け | 作成日時：2020年12月23日 18時
