11話 ページ13
わぁぁ！すっごく綺麗なお城だぁ、あははぁ！
いややってる場合か。
あの後放心状態のまま腕引っ張られ城内に案内してもらった。やっと意識が戻ったのは厨房に着いてからだ。
tn「ここにあるもんはなんでも使ってええよ。……頼むわ。」
悲しそうな懇願するような目でお願いをする男性。あぁ、本当にその人のことが心配なんだ…少しでも力になれたらいいな。それに、イケメンに心配される人が気になるし。
『お任せ下さい、とびきり美味しいものをお作りします！』
髪を一つにまとめ、頬をペチンと叩いて気合いを入れる。
さぁ、頑張ろう！
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いやぁ…お城って凄い。
厨房の中を色々と見てみると、何でも揃っている。料理器具は勿論、見たことの無い食材も沢山あった。
『いやぁ…これは仕事が捗るぞ〜！』
さて、作るのは何にしようか。
流行病としか聞いていないので何がいいかが分からない。とりあえず、消化のいいものを作ろう。
『病気なら…やっぱりお粥かな？』
作るものが決まった。そうとなれば急いで調理開始だ。
今回作るお粥は卵粥。卵に含まれるアミノ酸は風邪を治すパワーとなる栄養素だ。それに加え、卵はプロテインスコアが100点という素晴らしい食材。ありがとう、鶏さん…卵を作ってくれて。
持ち運びが出来そうな小さめの鍋に白だし、薄口醤油、味醂、水を入れて沸騰させる。沸騰したらご飯を入れて柔らかくなるまで加熱させる。
米が柔らかくなったら溶いた卵を回し入れ、全体を混ぜて卵が固まったら完成だ。
ついでにみかんの缶詰があったので、ゼリーを作ろう。
みかんとシロップを分け、シロップにゼラチンと砂糖を使ってゼリー液を作る。ゼリー液が出来たら、手頃なコップにみかんとゼリー液を入れて冷やし固める。これも本当に簡単だ。
ゼリーが固まったらお仲間さんのところに行こう。出来た料理を見て、一息を着く。
そういえば、名前も場所も知らないじゃん。
やらかしたわ。
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天曇 - 小さい…ホビット…… (2021年1月22日 11時) (
レス) id: 786a665169 (このIDを非表示/違反報告)
RURU - 下の下と下に激しく同意。 (2021年1月18日 18時) (レス) id: cf91128782 (このIDを非表示/違反報告)
モカブラウン(プロフ) - こんにちは！すごくいい作品...文才と妄想力を僕にください (2021年1月18日 8時) (レス) id: e467f9631d (このIDを非表示/違反報告)
晴 - ↓のコメで吹いた、ﾌﾞﾌｫｫｰw ｸｿｯ夜中に見たせいでメシテロにうああああ！ (2021年1月16日 23時) (レス) id: 47b2bcc73d (このIDを非表示/違反報告)
天曇 - ロボロ・クライン……クライン…小さい…… (2021年1月15日 22時) (レス) id: 786a665169 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：骨粉の煮付け | 作成日時：2020年12月23日 18時
