【悪女主】裏表シリーズ番外編集【Sou】

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「歌詞太郎〜次の質問なんだっけ？」


「夜桜ちゃんの誕生日じゃない？」


棗ちゃんの質問に対してノートを見て答える歌詞太郎さん。


いつもこんな感じなのかな…


「夜桜ちゃん、誕生日いつ？」


『えっとー…６月２５日です！』


「そうなんだ！僕と５日違いだねー」


天月さんと５日違い…知らなかった。


「じゃあ、次の質問！」


まふまふさんが言った。


「了解〜…え」


歌詞太郎さんの顔が一瞬曇った気がした。


え、何か問題でもあったのかな？


「どうした？」


「いや、なんでも。
　部員のみんなに質問で、告白されるならどんなされ方がいい？
　だって」


あー…確かにそんな質問もあったような気がする…


「えー…僕も言わなきゃダメ？」


爽がつぶやいた。


『ダメに決まってんじゃん。一応、私らの紹介生放送なんだし』


「まあ、そうだけど…」


諦めよう、爽。


「じゃあ、わしから〜…え、なんだろう。
　あ、普通に呼び出されて、かなー？じゃあ、次はそらるん」


「え、俺？俺はー…手紙がいい。んじゃあ、次まふで」


「えー…僕も手紙ですかね〜？あ、じゃあ次は天月くんで」


「僕は〜告白は、定番以外の方法を見てみたい！次は歌詞さん」


「天月くん…僕は、本人から直接されたいなあ。
　あ、じゃあ次は夜桜ちゃんで」


『うーん…全く知らない人からの告白以外であれば、
　別になんでもいいかな〜？
　あ、最後は爽ね』


「結局言うんだ…
　僕は告白をまずまずされたくないなあ…」


「マジで？！」


爽の返答に、棗ちゃんが反応した。


「あ、はい。別に告白されても、今のところ誰とも付き合う気はないんで」


「あ、そういう系か」


「じゃあ、次の質問行こう！」


早いね。まあ、さっきは時間をかけすぎたんだよね。


「じゃあ、みんな質問もう一回してね！」


棗ちゃんの一言で、画面に質問は流れてきた。


少し経って、棗ちゃんが再度口を開いた。


「あ、夜桜ちゃんこの質問よくない？」


とあるコメント指を指して言った。


≫夜桜ちゃん、得意な教科と苦手な教科は何〜？＠望月@月くん


あー…
得意な教科と苦手な教科ね…


『えっと…得意な教科は、音楽と現代文ですかねー。
　あと、苦手な教科は数学。あれは意味が分からない…』


「あー…前に苦手って言ってたね〜」


爽が納得という様子で頷いている。

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