ド派手な野郎の養子になった【鬼滅の刃】

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4人が遊郭へ行ってから2日が経とうとしていた。


今回の任務は一筋縄では行かなそうだし心配だけど皆を信じるしか無い


自分に出来ることはないと考えて居たら藤の家に雛鶴さんがやってきた。


話によると

蕨姫花魁が鬼だと気づいたが向こうからも怪しまれ目を付けられたため身動きが取れなくなって、毒を飲んで逃げようとするも別れ際に帯を渡されて監視と殺害できるようにされてしまったらしい。



天元様に助けられて解毒薬を飲んだ様だけど体は万全じゃない。


私が何とかしなくちゃ



「A…ごめんね、ありがとう」


必死で看病していると優しく言われた



『ううん！大丈夫だよ！雛鶴さんが元気になってくれるなら幾らでも看病して働くよ！！』



「本当にいい子ね」


雛鶴さんが抱き締めてくれる。

「優しくて、賢くて、強くて、Aは私達の宝物よ。」

『…私も家族が大好き！』




この後、雛鶴さんに会えなかった分の出来事を沢山話した。


会えなかった分、沢山甘えて良いんだって言ってた。けどね、甘えるのは他のお嫁さん達も来てからにするんだ！その方がもっと楽しいでしょ？




皆がいない間に着々と作っていた薬が案外効いたのか、少しすると雛鶴さんは大分良くなったらしい。





体が楽になって天元様の所に行くって言ってたから必死に止めたんだけどね。結局行っちゃうみたい




だからこっそりついて行くの。天元様には気づかれちゃうけどバレないようにするの実は得意なんだよね




雛鶴さんの少し後ろを歩いていれば大体の道は分かる。


いつもは流石に足では追い付けないけど、さっきまで寝込んでた人だからギリギリついていける





やっと見えた。あの派手なのが遊郭か＿＿＿＿＿＿



私がついた頃には一足先遅かったのか鬼はいなかった。



『あ、天元様…ってその腕…』



そう、やっと会えた天元様の左手はもう無かった



「A！お前なんでここ((天元様の手がぁぁぁ！！！」


話そうとしたのも束の間



「うわっ！」

天元様を囲む様にして座っていたお嫁さん達の所へ一目散に飛び込んだ。




『うぁぁぁん!!!!』


「大丈夫だから泣くなよ」



呆れたようにしながらも右手で撫でられて余計に涙腺が緩む。



「あっ、余計に泣き出しやがった」


『〜〜っ！！』


バカにするように言うもんだからちょっとムカつく。

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