ｽﾏｲﾙﾊｯﾄﾏﾝな先輩〈木村良平〉

＊14 もう生きていけないかも ページ15

『ねぇ拓也振られた』

江口｢…………えっと………は？｣

次の日現場で会った拓也に速攻話に行くとこの対応。


なんでなの？？？？？

江口｢別に振られた確定じゃなくない？｣

『だって私公私混同しないとか無理だよ？え？？』

江口｢ちょっとその発言はどうかと思うよ？？？｣

ただ勢いのある女子と引く女子を使い分ければいい話でしょ。さ、俺次の現場あるから。お疲れ様でした

となんかいいこと言ったでしょ俺な面で颯爽とアフレコブースを出て行きやがった

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江口｢おはようございます〜｣

Aちゃんとの現場の次はキラビの収録。この時間帯で撮るの久しぶりだなぁ。あ、ウィングさんいるんだ！などと考えたいところだが…

江口｢ちょっと良平さん何したんですか｣

木村｢うぇっ？なにが？｣

江口｢Aちゃんのことです｣

木村｢Aがどうかしたか？｣

江口｢なんか良平さんに振られた。って｣

木村｢ふ〜ら〜れ〜たぁ〜！？(大声)｣

代永｢ちょっと良平くんうるさい笑｣

木村｢は！？俺告白もされてなけりゃ振っても無いんだけど…？？｣

代永｢なになに？良平くん遂に振ったの？｣

木村｢遂にって何ウィング…｣

江口｢思わせぶりな態度とってAちゃんを翻弄してるんですよこの男｣

代永｢あらやだ〜ん。。で、何があったの？｣

木村｢実は昨日……｣

代永・江口｢｢うわぁ〜｣｣

木村｢な、なんか言っちゃいけないことあった…？｣

江口｢もうなんか色々めんどくさいし、諦めつかないんで早くくっついてもらっていいですかね？｣

代永｢そうそう早くくっついて…？？？？ん？？｣

木村｢え、江口？何が諦めつかないんだ…？｣

江口｢あ。やっば……言っちゃった｣

代永｢ちょ、ちょょょ！！？なになに江口くんAちゃんのこと好きなの！｣

木村｢おまっ…え？？？｣

江口｢いや、違くて…あーもう！
怒られるなAに怒られる…(小声)｣

代永｢呼び捨て…？｣

江口｢あの…実はですね…僕とAさんはその…3年ほど前ですけど…お付き合いさせて頂いておりました…｣

木村｢付き合って…た？？｣

代永｢江口くんと？Aちゃんが？？え？？｣

江口｢でも向こうからやっぱり拓也とは友達で居たいって言われて別れました。｣

江口｢だから、僕と付き合ってた時から心は良平さんにしか向いてなかったんです。Aのね｣

木村｢え？｣

江口｢それと、やっぱり良平さんが好きなの…ほんとにごめんって言われました｣

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