ｽﾏｲﾙﾊｯﾄﾏﾝな先輩〈木村良平〉

＊12 まじでやばい ページ13

『無理無理無理無理無理無理無理無理』

江口｢怖い怖い怖い怖い｣

『…え？無理なんだけど』

江口｢なに急に電話してくんの｣

『良平さんの…ゆーちゅーぶ…』

江口｢…が？｣

『囁き実況上がってるんだけど』

江口｢…良かったね〜｣

『いやもう2周したんだけどさ』

江口｢いや早っ｣

『なにあれ寝る前に聞いたら逆に私興奮して汗かいてきた』

江口｢興奮するな｣

『やばいほんとやばい…え無理…』

江口｢はぁ…だーかーらー良平さんに直接言いなよ。じゃおやすみ｣

『あちょ！？拓也！？…ひっど…切りやがった』
・
・

『…今すぐ感想を伝えたい、だが、夜遅い…てか日付変わってる…えええん…4回だけ鳴らしてみよ…』

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

『っあと2回』

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ
ﾌﾟﾙﾙ

木村｢はーい！もしもしA？どしたー？｣

『あ、起きてました…か？』

木村｢うん笑全然飲んでた〜｣

『良かったぁ…睡眠を妨げてしまったかなって…』

木村｢ううん、どーした？｣

『や、あの…囁き実況…見ました…』

木村｢あ、ほんと？ありがとー笑
なんか恥ずかしいな｣

『めちゃくちゃ最高だったんですけど』

木村｢…けど？｣

『…良平さんに耳元で囁かれてると思うと
興奮して汗かいてきました…』

木村｢…っあははwww｣

『リアルですよ！ガチで！寝れなくなったんで責任とってもらおうと思って電話しました…笑』

木村｢…ふーん俺の実況聞いて寝れなくなっちゃったんだ？｣

『はい。クーラー入れました』

木村｢まじか笑
じゃあ電話しようか、寝落ち電話？ってやつ｣

『…あれはリア充がやるやつですよ…』

木村｢あはは笑
いーじゃん！今だけは俺らリア充でもさ？｣

『っｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ天然タラシめ！あ、これも計算なのか…？』

木村｢はいはい笑変なこと言ってないで、ごーとぅーべっと｣

『あい。笑』

木村｢(感想もすぐ言ってくれるし、こんな可愛いことで電話してきてくれるようになったんだなぁ…)｣

木村｢ちょっと読み聞かせしてあげよっか｣

『…それ私を寝かす気ないですよね』

木村｢…あるある｣

『無いですね』

木村｢ふふ笑
じゃーなんか話す？｣

『…良平さんはその…』

木村｢ん？なーに？｣

『グイグイ来る女の子と控えめな女の子どっちが好みですか…？』

木村｢そうだなぁ…時と場合？｣

『時と場合…』

木村｢うん、2人きりの時は存分に甘えて来て欲しいし、仕事の時は頑張ってって送り出してくれる様な｣

＊13 全然脈ナシじゃん・・・→←＊11 恋の駆け引き？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す