その後 ページ45
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その後、合格発表も無事に終わり
「へえ、ホントに付き合ったんだね」
自由登校となった私は、久しぶりにラウール君に会うために屋上へやってきた。
そしてラウール君は金髪から黒髪に落ち着いていて、大学では真面目にやるんだ！って何かを決意したように笑っている。
「うん、おかげさまで。相談色々のってくれてありがとう」
「それは別にいいよ。友達だし」
「ていうか、なんで今更黒髪なの？」
普通は大学に入ったら明るく染めそうだけどなあ。
「追いつきたい人がいるんだ」
「そうなんだ」
「その人みたいに、大切な人を堂々と守れるような大人になりたいから。大学だってその人が居なかったら、素直に受験したかも分かんないんだよね」
「へえ、ラウール君に影響を与えたんだね」
「うん！ まあ、俺よりバカなんだけどね。男として尊敬してる」
「ほほう？ 笑」
いったいどんな人なんだろうって、ちょっと興味がわいた。
「Aも、大学行っても頑張れよ」
「うん！ それじゃあね」
お互いスッキリとした表情で、出会った屋上を後にした。
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「と、言うわけで。俺と彼女の交際を認めてください」
その日の夜、正装した亮平君が家にやってきてお母さん達に話があると、私すら知らないサプライズだった。
急な事すぎて絶対お母さん戸惑うに決まってる。
お義父さんは怒ったりしないかな？
不安になって膝の上の拳に力が入って、隣いた亮平君がその拳に大きな手を乗せてくれた。
ホッとする温もりに亮平君を見上げる。
"大丈夫"
そう言ってくれてるようだった。
「あら、認めるもなにもとっくに付き合ってると思ってたわよ」
「「は？」」
「わざわざ挨拶してくれるなんて、やっぱりお父さんの息子よねえ」
「え、お母さん？ 知って、たの？」
「見てたら分かるわよ。二人してヒソヒソ話してるし、笑いあってる顔なんてもう私たちみたいよね？」
話を振られたお義父さんは、ふぅと一つ大きく息を吐いて亮平君を真剣に見て口を開いた。
「法律上、お前たちが付き合ったり結婚してはいけないということはない。ただ世間はお前たちを冷やかしの目で見てくる人達だってこの先現れるだろう。その時の覚悟は出来てるんだな？」
「もちろん」
「だったら俺から言うことは何もないよ。ただ幸せになってくれたらいい」
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☆ゆきんこ☆(プロフ) - リナさん» リナさま、最後まで読んでくださりありがとうございました！次の主役はほぼ本編に答え出てますね（笑）モヤッと部分を回収してもらえるように頑張ります！ (2020年11月6日 9時) (
レス) id: d7a99168d6 (このIDを非表示/違反報告)
☆ゆきんこ☆(プロフ) - みぃ。さん» みぃ。さま、最後まで読んでくださりありがとうございました！面白かったと言ってもらえて一安心です。シリーズ物ならではの楽しみ方をしてもらえたらと思い前作までの方々を絡ませてますね（笑）次のお話も楽しんでもらえるように頑張ります！ (2020年11月6日 9時) (レス) id: d7a99168d6 (このIDを非表示/違反報告)
リナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！次の主役はあの人ですか！モヤっとした部分スッキリしますね！楽しみに待ってます！！ (2020年11月5日 2時) (レス) id: 7aedc618bf (このIDを非表示/違反報告)
みぃ。(プロフ) - ゆきんこさん、完結おめでとうございます！ホントに面白かったです！しかも、お名前シリーズのあの方たちがこんな繋がりで登場するとは！後半は驚きとニヤニヤ満載でした。ゆきんこさん凄いです！次はあの方のお話ですね。楽しみにしてます！ (2020年11月4日 21時) (レス) id: 59fd607722 (このIDを非表示/違反報告)
☆ゆきんこ☆(プロフ) - ふさん» 名前シリーズいよいよ阿部氏です！最初から禁断ストーリーとなってるのでラストは……！できる限り毎日更新目指してますので、できない時はお許しください（汗） (2020年10月26日 21時) (レス) id: d7a99168d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年10月20日 10時
