君たちと一緒にON AIR!!!! -2-

第1回！寝たら即帰宅の旅！-4- ページ45

て｢いま5ってやっただけだよ？｣

虫｢びっくりしたぁ。僕も今5だったよねって思ったわ。｣

｢ほんとここの男共は性格悪いげw｣

それでもまだまだ朝ごはんには遠くて、ここでゆめまるが20分。虫さんが40分のチケットを使うことに。俺らはまだ使わねぇ。

睡魔に襲われながらもなんとか近寄ってくる気配で2度、3度と交わしていく。ていうかてつやや、りょう、綾香は眠くないんか？

｢としみつやばそうやから１回使ったら？｣

と｢いや…いまねた…起きれん…。｣

部屋の隅で暇そうに携帯をいじってる綾香にそう言われるも、今仮眠券使ったところできっと起きれない。なんとか耐え…。耐えねば…。




(5.4.3.2.1....)


そう思っていたのに。一瞬目をつぶったと思ったら、次開けた時にはアウトになってた。

て｢えぇ！？｣

｢だから言ったげ…。｣

り｢としくん？｣

嬉しそうににやにやしながら俺に近寄るりょうとてつや。いや、綾香の顔なんて見れねぇよ。

て｢自分で見とく？｣

てつやの言葉に先程まで回してたカメラを確認するも、物の見事に5秒経ってやがる。すまん。

て｢アウトです。｣

と｢えぇーー。｣

り｢えぇじゃない。｣

て｢そうと決まったら帰ってもらいます。｣

悔しいけどルールだ。仕方ない。俺は準備をするべく洗面台へと向かった。

部屋へと戻ると丁度ゆめまるも起きてて、りょうが嬉しそうに説明してる。

り｢彼今から帰るんです。｣

ちらっと視界の端で捉えたあいつの顔はやっぱり思った通り寂しそうで、ごめんって言えば、バカみつって返された。

り｢としみつが忘れ物してたら、忘れ物してるなってここで言って帰るから大丈夫。｣

と｢すごくない？それ。どうせ綾香が持って帰ってくれるやん。｣

｢ばかゆーとばかみつの荷物は責任をもって、笑すら物してるなって確認して帰る。｣

と｢もーー。ごめんって。｣

｢気をつけてね。｣

と｢お前らも無理せず帰れよ！｣

むすっとしながらもなんだかんだ1番前で見送ってくれてる。ほんとこいつは。

と｢どうやって帰るの？聞くとこから始まるから。どうやって帰るんですか？って。｣

｢変な人についてっちゃダメだよw｣

1人玄関まで来てくれた綾香の頭を軽くくしゃりと撫でて部屋を出た。

あぁ、もっとあいつらと遊びたかったなぁ。
悲しそうな顔させちまったし、帰ったらどっか連れてってやるかな。なんてそんなことを思いながらホテルを後にする。

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