ドッキリ ページ15
り「え？このために開けたん？」
さっきの虫さんみたいに少しだけ引き気味の彼を見てケタケタ笑いながら違うよって訂正しとく。
「違う違うｗフミ君が開けてるじゃん？それ見てずっといいなぁって思ってていろいろ相談してたの。」
フミ君ていうのはカリスマブラザーズの専属デザイナーの人で東海とも仲良し。そのことを伝えれば少しだけ寂しそうにムッとしたりょう。かと思えばウソみたいにニコニコしながら頭を撫でてくれた。
り「そっか。でもよかったじゃん綺麗に開いたみたいで。」
「安定するまで3か月くらいかかるらしいけど、それも楽しみなんだよね。」
なんて話していれば再び玄関の方で物音。どうやら遅刻魔としみつ君がご到着したみたい。今日は45分か。普段比べればましな方かな…。りょうに内緒ねって人差し指を立てれば、いじわるそうな笑みを浮かべうなづく。
と「はよ…。」
虫「お早くないよ！45分遅刻だからね。」
と「いやぁトイレが離してくれんかった。」
り「でもまあてつやもまだじゃん。」
気だるそうに髪の毛をガシガシと掻きながらリビングにやってきたとしみつ。虫さんに叱られても気にしていない様子。そして私のピアスにもまだ気づいていない様子。
タバコでも吸って待つかなって思って一本加えれば、隣に座るイタリア人がスッとライターで火をつけてくれた。
と「ホストやん。そんなんホストしかしんやん。」
それを偶然見ていたとしみつが子供のように騒ぎ立てる。そんな彼をからかうのが好きな
りょうはわざとらしく私の肩に手を回し指先で髪の毛を弄ぶ。
り「たまにはこういうのもいいかもね。」
「よくない。私がりょうのファンに殺される。」
虫「どっちもどっちで荒れるからやめなってｗ」
としみつの言葉に全員で乗っかっていったのに急にだんまりを決め込んだとしみつ君。どうしたんだとそちらをみれば眉間にしわを寄せた彼。
と「なぁ、こんなんなかったやん。」
「まだちょっと痛い…。」
と「あ、ごめん。でもなんで？開けるなら言えって言ったやん。ただでさえ危ない撮影多いのに、もし膿んだりバイ菌が入ったら大変やん。」
目が合えばこちらへと歩み寄りインダストリアルが付いた耳に触れる。まだ明けたばかりで少しだけ傷むその部分に触れられ顔をゆがめると慌ててその手を離した。そして、腕を組み睨むように言う彼の言葉は冷たいように聞こえるけど、よく聞けばめちゃくちゃ心配してるんだな。これが不器用な彼なりの優しさ。
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良雅(プロフ) - なかさん» 初めまして！とても暖かいコメントありがとうございます！！そう言っていただけるだけでモチベがぐぐぐっと上がります！！良ければリクエストとかありましたらまた気軽にお願い致します。これからも作品共々よろしくお願いします。 (2019年6月3日 21時) (
レス) id: b00c9ae45c (このIDを非表示/違反報告)
なか(プロフ) - びっくりするくらいおもしろいです！！！頑張ってください！、！ (2019年6月3日 19時) (レス) id: d7e95e92ec (このIDを非表示/違反報告)
良雅(プロフ) - Mamecccchiさん» あわわわ。めちゃくちゃ嬉しすぎます。泣きそう←これからも勝手に妄想繰り広げて気ままに書いていきますので作品共々お付き合いいただけると嬉しいです！！ (2019年5月27日 22時) (レス) id: b00c9ae45c (このIDを非表示/違反報告)
Mamecccchi(プロフ) - わたしも、なんでこんな素敵なお話なのに、コメントがないんだろう、、、、とずっと疑問でした。本当に大好きなお話です！！私が言うのもなんですが、自信をもってください！！！応援してますよ！ (2019年5月27日 22時) (レス) id: caa26f4b73 (このIDを非表示/違反報告)
良雅(プロフ) - Mamecccchiさん» 初めまして。こんばんわ。素敵なお言葉ありがとうございます。1も2もレスが全然なくて、自己満かもしれないなぁって思ってたのでほんとうに嬉しいです！これからも頑張って書きますのでよろしくお願い致します。気軽にリクエストとかありましたら仰ってください。 (2019年5月27日 21時) (レス) id: b0067c459c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ryo | 作成日時：2019年4月5日 12時
