勿体ないからやん ページ50
し｢はぁー食った食った！！｣
あれから2時間ほど飲んで食べてどんちゃん騒ぎしたあとてつやの家に戻ってきた。
｢あ！そうだ！整列！｣
おなかいっぱいになってリビングでグダグダしてたら急に綾香が立ち上がってそう叫んだ。
1列に並びながら、なんか面白いことかなってすぐ虫さんはカメラを回す。
部屋の隅に置かれたお泊まりのセットとは別の袋から色とりどりのラッピングされたお菓子を取り出しメンバーはあぁっと声を漏らす。
彼女の手には見覚えのある橙黄緑青桃茶。
それを見てだらしなく頬を緩ませる大の大人6人。
｢はい。てっちゃん。｣
て｢んん！！うれし！！おっ！トリュフや！！｣
｢編集しながらでも摘めるかなって。｣
て｢食わん！取っとく！！｣
そう言いながら毎年毎年その日か次の日には食べ切ってもうないんだっててつやは嘆いていたなぁ。
｢次！柴田！あちゃんとポンスと一緒にどうぞ！｣
し｢やばっ！嬉しすぎる。あーちゃんとポンスに写真送る！！｣
少し大きめの黄色い袋にはたくさんのクッキーが入っているようで、嬉しそうにツーショット写真を撮ってLINEで飛ばしてるしばゆー。
｢とーしみっちゃん！｣
と｢あ、ありがと。｣
｢としみつはチョコ好きだしフォンダンショコラにしたげ。チンして食べるといいよー？｣
いつもあんな毒ばっか吐いてるとしみつが大事そうにお菓子を見つめヘラって笑ってる姿は毎年面白い。いつも素直になればいいのにね。
｢りょう！！｣
り｢いつもありがと。きっと美味しいんだろうな。｣
｢分からん！でも愛はいっぱい込めたげ！オシャレさんはチョコムース。｣
何その理由wって笑いながら愛を毎年たくさん込めてくれるこの子の頭を撫でると、この子も嬉しそうに笑ってくれる。
｢ゆめ！！｣
ゆ｢あーい。｣
｢ゆめたんはお酒好きやん？ラム酒多めにいれた生チョコにしましたー！彼女のは控えめやから間違えんといてね？｣
ゆ｢毎年彼女の分までありがとー！｣
ピンクのラッピングに包まれた箱を2つ渡せば嬉しそうにゆめまるが綾香の体を抱きしめる。どういたしましてーって少し照れくさそうな彼女。
｢はい！最後虫さん！｣
虫｢うわ。大きい。なになに？｣
｢彼女さんと一緒に食べて欲しいのでシフォンケーキにしました！｣
みんなより少し大きめの虫さんの箱にみんなから大ブーイング。いたずらっ子のように笑うこの子はきっと確信犯だ。
そして毎年言うんだよね。
｢材料余ったら勿体ないからやん！｣
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良雅(プロフ) - ここさん» ここさん初めまして！コメントありがとうございます。見落としてしまい申し訳ありません。そしてもったいないお言葉ありがとうございます!!そう言っていただけると凄い嬉しいです！リクエストとかも受け付けてますのでありましたらお気軽にどうぞ☆ (2019年1月8日 18時) (
レス) id: b00c9ae45c (このIDを非表示/違反報告)
ここ - はじめまして!!すごく面白くて東海オンエアさんの特徴捉えててすごいなと思ってます!!更新楽しみにしてます!!これからも頑張ってください!! (2018年12月18日 18時) (レス) id: 4a3e5f9889 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ryo | 作成日時：2018年10月9日 19時
