Trick or Treat ページ16
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自国のイベントでもないのに色めき賑わう街並み。黒とオレンジの装飾が嫌でも目に入る。別にハロウィンが嫌いじゃないし、むしろ好きだけど、今年は特に予定もなく家でハロウィンに因んだお菓子を作ってみた。
だけど、無性につまらん。
そんな日に急にてつやから集合がかかった。
めんどくさいなぁ。なんて呟くけど、だらしなく緩む頬でナイスタイミングって思ってたりする。
｢あ、ついでにアイツらにもあげよっかな。｣
作ってたのが焼き菓子で良かったなぁ。
机の上にあるかぼちゃのシフォンケーキをテキトーにラップでくるんで、クッキーはタッパーに入れた。
元々誰かにあげる予定もなかったしラッピングなんて可愛いもんはうちにはない。
用意も手短に家を出て呼び出した彼の家に向かえば、急に呼ばれたにも関わらずメンバーが勢揃い。
し｢おはよー。｣
て｢おせーぞ！｣
｢急に呼ぶからやん。｣
虫｢としみつより綾香ちゃんが後って新鮮。｣
り｢これで全員だね。｣
と｢んで、何で呼んだん？｣
適当に荷物をおき、ソフィーに座りながら少しばかりのくだらない話をしていれば、やっと全員揃ったということで、虫さんが何かあるかもっとサブちゃんを回しながら、隣でとしみつが欠伸を1つ零しながらニヤニヤするてつやに問いかけた。
て｢お前ら！今日はなんの日だ！｣
｢ハッピーハロウィーン。｣
て｢正解！昨日、神なるお店に行ったんやけど、｣
り｢また夜中にドンキ行ったん？｣
て｢そこはいいやん。でだ、なんと！人数分の衣装があったので買ってきましたー！！！！｣
フッフッフっと笑みを落とし前置いてから言葉を続けるてつやにメンバーは、またかっと呆れ気味で。
そんなメンバーを知らずか見て見ぬふりか、てつやが隣の部屋から両手いっぱいに衣装を持ってくる。
て｢はーい。配りマース。｣
どうやらてつやの中でこれはこの人って決まってるようで名前を呼ばれ衣装を渡されていく。
あ、そりゃそうか。りょうくんと虫さんが同じ衣装着れないもんね。それはもう決めとかんとだ。
て｢1人ずつ着替えていこ！じゃあまず俺から着替えるからお前ら！待っとけ！！綾香は最後！｣
そう言い残し隣の部屋に行った。
一応彼の意志をくみ取ってみんな他の人に見えないように衣装を隠しながら確認してる姿を見てクスリと笑みが零れる。
し｢なんで笑ってるん？｣
｢いや、今なら帰れるのに残ってあげるとこみんな優しいなって。｣
と｢おもろそうやん。｣
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良雅(プロフ) - ここさん» ここさん初めまして！コメントありがとうございます。見落としてしまい申し訳ありません。そしてもったいないお言葉ありがとうございます!!そう言っていただけると凄い嬉しいです！リクエストとかも受け付けてますのでありましたらお気軽にどうぞ☆ (2019年1月8日 18時) (
レス) id: b00c9ae45c (このIDを非表示/違反報告)
ここ - はじめまして!!すごく面白くて東海オンエアさんの特徴捉えててすごいなと思ってます!!更新楽しみにしてます!!これからも頑張ってください!! (2018年12月18日 18時) (レス) id: 4a3e5f9889 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ryo | 作成日時：2018年10月9日 19時
