大事な親友と家族 ページ14
慌てて返事を確認して、あちゃんが作ってくれた朝ごはんを口に放り込む。
そんな俺を見てだいたい察した彼女は呆れたように着替えを用意してくれて、気をつけてねなんて言いながら車のキーを手渡してくれる。
たまーにこうやって綾香は、岡崎じゃなくて関東まで出てきてくれる。そんな時いつも迎えに行くのは俺の役目で、この時だけはあちゃんも、会えなかった分2人で積もる話もあるだろうとポンスと2人でお留守番。
慣れた道をいつもの様に走り、いつもの場所に車を停めLINEを飛ばす。
しばゆー【東海オンエア】お迎えに参上致した。
綾香【東海オンエア】ナイスでござる。あちしも次の駅で到着でござる。
いつもだいたい綾香が到着する1個くらい前の駅で俺が到着する。我ながらナイスタイミングだなぁなんて思いながらスマホの画面を見つめていれば向こう側から満面の笑みで手を振りながら走りよる姿。
｢いつもナイスタイミングなお迎えありがとね。｣
当たり前のようにごく自然と助手席に座る久々の綾香。そっとドリンクホルダーに俺の分の飲み物を入れてくれるのもいつもの事。
し｢いえいえ。こちらこそ連絡遅くなってごめんね。あと飲み物もありがとう。｣
｢なんて言いつついつもあたしが到着前に着いてくれる柴田はいいパパだ。｣
し｢お前のパパになった覚えはねぇ。｣
｢大丈夫。あたしがポンスと結婚したら柴田はパパだから。｣
し｢は！？絶対やらんぞ。｣
｢もう少ししたら綾香ちゃんと結婚するのって言わせる予定。｣
し｢あいつはヤバいやつだげぇって英才教育しとかんと。｣
ゆっくりとアクセルを踏みながらくだらない話に花を咲かせる。俺がこっちに住み始めて撮影回数が減っても1番連絡くれるのは綾香で、こうやって1番会いに来てくれるのも綾香で、俺がいない間に何があったのか教えてくれるのも全部綾香になった。
｢あとはねぇ、てつやの風呂の回数が最近増えた。｣
し｢は？！まじで！？｣
｢まじで。それでとしみつとりょーくんと虫さんと4人でチン行あるげぇ、って目を光らせてんの。｣
し｢報告よろしく。｣
｢絶対動画になるww｣
し｢間違いねぇww｣
｢柴田の方は？なんか変わったことあった？｣
し｢んー？普通だよ？あちゃんとポンスと幸せな家庭を作ってるとこ。｣
｢そっか。よかった。｣
その時の俺は綾香の少しだけ小さくなった声に違和感すら感じず、ケタケタと笑いながらハンドルを切っていた。
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良雅(プロフ) - ここさん» ここさん初めまして！コメントありがとうございます。見落としてしまい申し訳ありません。そしてもったいないお言葉ありがとうございます!!そう言っていただけると凄い嬉しいです！リクエストとかも受け付けてますのでありましたらお気軽にどうぞ☆ (2019年1月8日 18時) (
レス) id: b00c9ae45c (このIDを非表示/違反報告)
ここ - はじめまして!!すごく面白くて東海オンエアさんの特徴捉えててすごいなと思ってます!!更新楽しみにしてます!!これからも頑張ってください!! (2018年12月18日 18時) (レス) id: 4a3e5f9889 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ryo | 作成日時：2018年10月9日 19時
