おはようの言葉だけで ページ11
てつやの寝起きの悪さはリスナーのみんなでさえ知っている事実で、優しく起こすなんてできるのか不思議そうな二人。
り「楽しみにしてて。びっくりするから。」
虫「2人見たことなかったんだっけ？」
りょうくんと僕の言葉にきょとんとした表情で首を傾げる2人をみてクスリと隣のイケメンが笑う。
そうか。２人は撮影にこれなかった時期もあるし知らないのか。
寝室前についた綾香ちゃんはシーッと人差し指を口元に当ていたずらっ子のようにイシシっと微笑む。
「汚い。臭い。帰りたい。」
カチャリとドアを開けソーッと足を踏み入れた瞬間、苦虫を潰したような顔で呟く彼女。
確かにお世辞でも綺麗だと言えないてつやの部屋。
と「よくこんなところで寝れるよな。無理だげぇ。」
ため息混じりにとしみつが呟けば後ろで他のメンバーも次々にうんうんっと頷いている。てつやよ。リーダーがそんなんでいいのか。いや、今更か。
「じゃあ起こすよ―。」
そう言いながら寝ているてっちゃんの枕元に近寄り覗き込むようにしゃがんだ彼女。
ツンツンとほっぺをいじってみても全く起きる気配がなく、こんな見られてんのによく寝れるなぁなんて綾香ちゃんは呟く。
し「ホントに起きるの？」
虫「まあまあ見てなって。」
そのまま頬に伸ばしていた手を、そっとてっちゃんの頭にもっていき、優しく髪をすきながら頭をなでている。
「てっちゃん？朝だげぇ？起きんの？」
ぽつりと呟いた彼女の声に、ん〜なんて情けない声を上げながら瞼をピクつかせ、あくびを一つこぼしたてつや。
「おはよ。」
て「んー。綾香やん。おはよ。」
「はいはい。相変わらず寝起きは甘えたやん。起きた？」
目をしきりに擦りながら上半身だけ起こし、まだ眠いのか顔をくしゃりと歪ませてびっくりするくらいブサイクな表情で目の前に相手の顔を見る。
んーっと覚醒しきってない頭で何を思ったか両手を彼女の方へと広げる。そして彼女も何を思ったのか、はいはいなんて言いながらヘラリと笑い、ギュッと彼の体をふわりと抱きしめればトントンと背中を叩く。
と「何やっとるんこいつら！！！！」
り「はーい離れようね―。」
何回か起こす姿は見たことあった僕たちもここまでてつやが甘えるとこなんて見たことなかったし、それに慣れたように接する綾香ちゃんも見たことがなかった。
｢へ？あー。昔からの癖というか…。てつや離れろ。そして起きろ。｣
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良雅(プロフ) - ここさん» ここさん初めまして！コメントありがとうございます。見落としてしまい申し訳ありません。そしてもったいないお言葉ありがとうございます!!そう言っていただけると凄い嬉しいです！リクエストとかも受け付けてますのでありましたらお気軽にどうぞ☆ (2019年1月8日 18時) (
レス) id: b00c9ae45c (このIDを非表示/違反報告)
ここ - はじめまして!!すごく面白くて東海オンエアさんの特徴捉えててすごいなと思ってます!!更新楽しみにしてます!!これからも頑張ってください!! (2018年12月18日 18時) (レス) id: 4a3e5f9889 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ryo | 作成日時：2018年10月9日 19時
