12話 【中学2年生】 ページ23
※生徒会の内容は特には書きません。飛ばします。あといじめっ子は、3人いますが名前が出るのは1人だけです！(沢山名前出すとややこしいので笑)
生徒会の会議を終えた私は、涼介の待つ2階の教室へと向かおうとしていた。4階の教室を出て、階段へと向かうと階段を阻んでいるいじめっ子達がいた。
女1「待ってたわよ。Aちゃん」
ーいじめの主犯の如月 萌結。涼介に対して異常な程に好意を持っていて、柚葉の話では、最初は普通に手紙を渡したりするだけだったらしいが、エスカレートし、今では涼介にストーカーまがいな事をしたりしているらしい。特に、涼介に行為を寄せる女の子を目の敵にしていて、ある子に怪我を負わせた事から休学処分になった過去がある。
貴「用あるから、そこ通りたいんだけど…？」
私は、前に立つ萌結達の間を通ろうとすると、萌結が私の事を壁に強く突き飛ばした。
貴「…ゴホッ！ゴホッ！…ちょっと何すんのよ！」
萌「アンタのその生意気な態度がムカつくのよ！！可愛くないくせに、私の涼介君に近づいて…アンタなんていなくなっちゃえばいいのよ」
私が噎せている事などお構い無しに、萌結はポケットナイフを取り出す。萌結の行動に周りにいた2人が止めに入った。
女2「萌結、流石にそれはやりすぎだって」
女3「後にどうなるか…」
萌「うるさいわね。アンタ達は黙ってなさいよ」
止めに入った2人の発言など耳を貸す様子もなく、萌結は私に向かってくる。回避したいのは山々だが、壁際に追い詰められてしまっては為す術もない。
萌「知ってるのよ。アンタが怪我をするとどうなるか」
萌結は、そう言って冷笑を浮かべる。
ー萌結が言っている事。私は、心臓の働きが悪く血栓が出来やすい都合上、“抗凝固薬”という血液をサラサラにする薬を普段から飲んでいる。だから、怪我をしたりすると普通の人よりも出血してしまいなかなか止まらないんだ。大方、萌結は院長の娘だからカルテでも盗み見たのだろう。
貴「そんな事しても、涼介は萌結の事好きにはならないわよ？」
萌「そんな事ないわ。アンタが実は私の事を襲ってきて、必死に抵抗してたら刺しちゃったっていうシナリオなんだから！！」
そう言って、ナイフを振りかざそうとする萌結。だが、振りかざせない。何故か？それは…
ー……ポタッ…ポタッ…。
貴「…涼介！！」
涼介が、ナイフを振りかざそうとする萌結の背後からナイフを素手で掴んだからだった。
続く (更新停止中)
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優菜(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言って貰えるととても嬉しいですヽ(*´∀｀)ノ今実生活の方が忙しく更新出来ていませんが構想は出来てるので空いてる時間見つけて更新します(^-^)これからも読んで頂けると嬉しいです。 (2017年2月4日 21時) (
レス) id: b2182f4c06 (このIDを非表示/違反報告)
ハルル - この小説を読んでみてとても面白いです。これからも更新頑張ってください。応援してます。 (2017年2月4日 19時) (レス) id: 4e10d5168c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優菜 | 作成日時：2017年1月11日 10時
