三十話 * やっと寝れるんですが。 ページ40
『ふふぃー…やっと寝れるー…。』
俺は奇妙なため息をつきながら、もぞもぞと布団に潜り込んだ。
布団あったけー。もう永遠にここから出たくない。
司「んんぅー…Aー…」
司は少し唸りながら、俺の首に腕を回してきた。
え、待って待って!
………コレって抱きついてるってことだよな?…え!?やばい。ちょっとこれはやばい。
『つつつつつつttt司っ。ほら、離れて。俺はもう眠いのっ。』
少し焦りながらも、ゆっくりと腕を退ける俺はやっぱり優しい。
これが瑠衣だったら殴ってんのになぁ。
瑠衣「…なんか今失礼なこと思ったろ?…つーか、久我。さっさとAから離れろ。…Aを抱きしめながら寝る役は俺だぞ。」
サイコパス・瑠衣、再び復活!
瑠衣には俺に指一本触れさせないからな。
司「…うー」
あれ。なんか唸ってる司が可愛い。すんげー可愛い。
逆にこっちから抱きしめたくなってきた。俺ちょっと異常かもしれない…。
母性脳?というか…なんかものすごーく可愛く思えてきた。
それは、司が俺の彼氏だから…??
『…っー!…お、俺もう寝る!!』
反対方向に体を向け、ガバッと布団を被った。
司と瑠衣の言い合ってる声が布団越しに聞こえる。
あー…やばい。顔熱い。絶対真っ赤だ。…今は顔、あげちゃダメだ。
俺はその夜、布団をグッと握りながら、グッと悶える夜を過ごした。
ちなみにこの後、深夜あたりに隣で寝てた寝相が悪い司に再び抱きしめられたとさ。
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らる - 、少し気になったところがあります。料理は女子がやるもの。というのは決まっていないので差別発言になります。そのような発言で不快に思われる方もいるので訂正された方が良いと思われます。 (2019年5月2日 1時) (レス) id: fc4157f9d9 (このIDを非表示/違反報告)
猫(プロフ) - やめてしまわれるんですね。哀しいです。 (2018年3月19日 3時) (レス) id: e2df0854b1 (このIDを非表示/違反報告)
@curblood(プロフ) - rabbitの死神さん@絶賛鬱中さん» 使用していただきありがとうございます:) (2018年1月3日 7時) (レス) id: 3b57c323ff (このIDを非表示/違反報告)
rabbitの死神さん@絶賛鬱中(プロフ) - @curbloodさん» いえいえ!全然大丈夫ですよ。というか、寧ろ描いて頂けて嬉しいです(*^^*) (2018年1月2日 16時) (レス) id: 8bab4445ef (このIDを非表示/違反報告)
@curblood(プロフ) - 了解致しました。本当に申し訳ないです。 (2018年1月2日 16時) (レス) id: 3b57c323ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:rabbit@死神 x他2人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ameyozakura/
作成日時:2017年9月2日 15時