【BL オリジナル】間違えても愛 (ページ19)

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赤面ページ19

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「いやっ、悪い。変な意味じゃない！」

固まった僕に慌てたのか、弁解するような風で一輝さんは言った。気を悪くさせたかと思っているようだが、まぁ...そうでは、ない...。

「別に、大丈夫。ちょっとびっくりして...。」

なんてことないように言ったつもりだが、妙に顔が熱い。動揺がバレないように一輝さんからふいと顔を背け、缶チューハイを無理矢理呷あおった。

あぁ、らしくない＿＿

こうさせるのが、僕の得意のはずなのに...

「え！相川くん何その反応！もしかして嬉しいの？」

「っ！」

前にいた女子が目ざとく僕の反応を見抜いていた。しまった...と心の隅で思う。顔に出すぎていた...。

「今のどこにその要素があったんだよ。」

呆れ半分で彼が言う。良かった、気づいていなくて...。
彼にはまだ、違和感を持ってほしくなかった。このまま、なんとなく話題を移してしまえば...

「だってほら、顔赤くなってる。」

あ”ぁー...

「は？」

ぱっと僕を見た一輝さんと、バッチリ目が合う。

なんで、なんで言うんだよ...！！僕はすごい勢いで目を逸らした。不自然かもしれないが、身振りに気を使うのもかなり限界だった。

変に思われた、なんだこいつって...。もうなんで言っちゃうかなぁ...！

心の底で前の女子へ悪態をついてしまったが、今は顔を上げられない。自分の赤面症を心底恨んだ。

彼はというと、何事もなかったかのようにまた酒を飲みだしたが、心なしか目が泳いでいる。

バレたなこれは...。

僕達の間に流れる微妙な空気を酒で流そうと、僕も缶チューハイ片手にぐいっとアルコールを喉へ流し込んだ。

喉がぽっと熱くなるのを感じる。

酒はあんまり飲まない予定だったのに...もう無茶苦茶だよ＿＿

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