警察官の私と優しい笑顔 ページ41
Aside
降谷「なぁ、A。お前、好きな奴とか居ないのか?」
「ん?」
突然そんなことを言う零の顔を見たら、零は真剣な目で私を見つめていた。
「……研二にもこの前聞かれたけど、私はずっと居ないよ?」
降谷「そうか……」
「どうして、そんなこと聞くの?」
降谷「いや、お前もそういう歳だと思ってな」
「歳のことは言わないでよ〜。ていうか、私は一生この仕事をやっていくって決めたんだから。私は皆と一緒に居れるだけで充分なの」
降谷「ふっ、そうか。でも、俺はアイツらのことも応援してるんだ」
「え?」
降谷「あの時、お前が俺達の前に現れた時、お前と偶然が重なって自然と6人で居るようになった時、コイツは……俺達のことを変えるために俺達の前に現れたんだって思った」
「変える、ため……私が?」
降谷「ああ。お前と会ってから、お前の強さを知ってから、お前の笑顔を見てから、アイツら……いや、俺達は変わったんだ」
「皆が……」
降谷「全部、お前と出会って変わった。俺の他の奴らとのトラブルも。ヒロの両親のトラウマも。伊達の父親への気持ちも。萩原の女好きな性格も。松田の協調性の無さも、何もかも」
そう言った零は、今までに無いくらい、優しく笑っていた。
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ルーナ(プロフ) - とても面白くて、大好きです。映画のお話を見たいです。 (11月4日 23時) (レス) id: 02f6ea63a3 (このIDを非表示/違反報告)
季 - 面白いです! 頑張ってください。 (7月30日 10時) (レス) @page2 id: 20f0d382e7 (このIDを非表示/違反報告)
スガ - りつこさん» コメントありがとうございます!諸伏君ですね!承りました! (2021年5月20日 23時) (レス) id: 412a05d814 (このIDを非表示/違反報告)
りつこ(プロフ) - コメント失礼します!ヒロミツ夢なかなかないのでヒロミツオチ希望です><更新楽しみです! (2021年5月19日 1時) (レス) id: 80123f800e (このIDを非表示/違反報告)
スガ - コメントありがとうございます!諸伏君ですね!了解致しました! (2021年5月13日 17時) (レス) id: 412a05d814 (このIDを非表示/違反報告)
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