【名探偵コナン】美和子さんのお姉さんは警察官2

警察官の私と命の危機 ページ4

Aside


諸伏「ど、どういうことなんだ？A」

萩原「あの時の犯人は捕まったはずだろっ？」

「……兼森さんと会った時の犯人、それは確かに捕まった。

だけど、その時の犯人に協力者が居たとしたら？」

松田「協力者？」

「或いは犯人が捕まったことへの復讐、という
ことも考えられる。

それは何とも言えないけど、1つだけ言えることがある。

犯人はあの時の事件のことを全て知っているということ」

萩原「なっ…！」

「兼森さんに渡したという爆弾、よく見るとあの時のと同じ爆弾。

複雑な仕掛けになっているこの爆弾が偶然被るとは思えない。

それにこの状況、あの時と全く同じだわ。

だから犯人はあの時のことを知っている可能性が高い」

兼森「それって……俺は利用されてたってこと…？」

恐る恐る言う兼森さんに、私は小さく頷いた。


「兼森さん、貴方は本当は復讐なんてするつもりは無かったのでは？」

兼森「！」

「それを犯人に掻き立てられてこのような犯行に出てしまったのではありませんか？」

兼森「そっ、そんなわけ無い！俺は、自分で…！！」

「本当に復讐心を持っていたのであれば、今は何故陣平達を殺そうとしないのですか？」

兼森「それは……！！」


そう言うと兼森さんは悔しそうに俯いた。

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