【名探偵コナン】美和子さんのお姉さんは警察官2

警察官の私とずっと一緒 ページ28

Aside


そしてそれから毎日のように必ず誰か1人は来るようになった。

ちなみに今日は景光が来ていて、今は私の横の椅子に座って、りんごを剥いてくれている。

諸伏「よし、出来た！」

「あ、うさぎさんだ！可愛い〜」

私はうさぎの耳の形をしたりんごの皮をまじまじと見つめた。

諸伏「上手くなったもんだろ？(笑)」

「うん(笑)」

そう言って景光から「ありがとう」と言ってりんごを受け取って、一口かじった。

「うん、おいしい〜」

諸伏「よかったなぁ」

景光はとっても優しい目でそう言った。


諸伏「なぁ、A。あの時のことなんだけどさ、」

「ん？」

諸伏「あの時いつから起きてたんだ？」

「あれ、バレてた？」

諸伏「当たり前だろー？」

私が「ふふっ」と笑うと、ガシガシと頭を撫でられた。


「んー、コナン君がベランダに出ようって言った時ぐらいかなぁ。

目を開けようとは思ったんだけど、ほら、お姫様抱っこなんてあんまり無い機会だったし(笑)」

諸伏「……心配してたこっちの身にもなってくれよ〜(笑)」


景光はきっと気付いてる。

あんまり無い機会だからなんて言ったけど、ホントは痛くて動くに動けなかっただけ。

私はこういう時強がっちゃう癖があるのもよく知ってるからこそ、こうやって知らないふりしてくれる。

それは研二も陣平も零も航兄も皆同じこと。


こんな皆だからこそ私はずっと一緒に居たいと思えるんだ。

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