【名探偵コナン】美和子さんのお姉さんは警察官2

警察官の私とボール ページ20

Aside


犯人「ふん、なかなかやるなぁ。けど、佐藤Aの方がまだ強かったんじゃないか？

守りたい奴より弱いなんて情けない奴らだな」

犯人は陣平達に向かってそう言った。

「ちょっと、」

松田「A」

萩原「いいから、ね？」

「2人とも……」

言い返そう口を開いたら2人に制され、私は怒りを抑える代わりに、景光の手をまた強く握った。


松田「……なぁ、一言言っとくぜ」

萩原「お前は守りたい奴より弱いなんて情けないって言ったよな？

その通り、俺達はAより弱い。

でも、俺達はAが誰よりも努力してんのを知ってるんだよ。

女だから、なんて言われても、努力してそいつらを実力で黙らせて来たんだ。

そんな努力家なAを、俺達は守りたいと思ってるんだ」

松田「情けないことなんて、とっくの昔から知ってるんだよ。

知った上で、俺達の大切な奴を、死んでも守るんだ」

犯人「……ふーん、じゃあ、死んどこうか」


するとその時、何処からかサッカーボールが飛んできて、犯人の腕に当たった。

「えっ？」

コナン「今だ！取り押さえて！！」

萩原「ああ！」

犯人「なっ……！！」

そう言って犯人を研二達は取り押さえた。

そして零が犯人の腕を掴んで、動かないようにした。

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