【名探偵コナン】美和子さんのお姉さんは警察官2

警察官の私とヒーロー達 ページ19

Aside


犯人「チッ、次から次へと…今度はコイツの仲間か」

松田「つべこべ言わずに掛かってこいよ」

萩原「もしかして俺達に勝つ自信無いのか？」

犯人「ふん、やってやるよ」

そう言うと犯人は2人に拳銃を向けた。

2人はそれから逃げながら反撃している。

それでも全部避けきれる訳は無くて、陣平と研二の顔や腕、足にも弾が掠めた。

その瞬間に少しだけ顔を歪める2人を、私はもう見てられなかった。

「陣平…研二…」

諸伏「A…」

怖くなって景光の手を握る力を強くすると、景光は「大丈夫、大丈夫」と言って安心させようとしてくれた。


ホントは皆のことを巻き込みたくなくって1人で此処に来たのに、私は心の何処かで皆を頼っていた。

素直じゃなくて迷惑掛けてばっかりな私を、皆はこうやって優しく受け止めてくれる。

そんな皆が私のヒーローだった。


人の変化にいち早く気付ける研二。


不器用だけど優しい陣平。


一緒に居ると安心する景光。


頭の回転が早くて鋭い零。


お兄ちゃんみたいに私を理解してくれる航兄。


そんな皆が居てくれたからこそ、私はいろんなことを乗り越えて来れた。

だから、今回のこともきっと乗り越えられる。

皆で、きっと。


だから……皆、無事で帰ろう。

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