『勇者』 ページ7
「──めでたしめでたし。まる」
「めで、たい...?」
俺の聞き間違えじゃあなかったら、勇者(?)がひたすらジェノサイドを
これ、童話として大丈夫なの?
そんでもって、勇者(?)が最後に消えるお話ってめでたいのか?
いや、これ以上深入りするのは良くない。誰にだって、闇の一つや二つは存在するのだから。
そうこうしている内に、国王の話は佳境に入ってた。
「──最近活発化し始めている魔物を倒すためには、その元締めである魔王を倒すには......勇者の力が必要だ、と思ったのだよ」
ワッ!と盛り上がる大広間。
毛ほども話を聞いてなかった俺たちは、何となく雰囲気にあやかるしか選択肢がなかった。
「では諸君!我らが勇者を紹介しよう!」
すると、さっきまで騒がしかったのが一変して、水を打ったように静かになる。
なんだろう、この一体感。なんか嫌だ。
「出てこい!フミオ-サトウ!」
舞台裏から、モゾモゾと動く気配を感じる。
.....ッ!?どう言うことだ?
レースの隙間から表れたのは、血行が悪そうな肌をし、目付きの悪い小さな目、潰れた鼻をした小太りな黒髪の少年だった。
──別に、彼の...その、なんだ。面白可笑しな容姿に驚いた訳ではない。
彼があまりにも──弱すぎたのだ。
「どうも、『チキュウ』という世界から来ました。佐藤
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haru(プロフ) - 面白いです! (2021年6月30日 9時) (レス) id: 6cf492dda0 (このIDを非表示/違反報告)
悠佳(プロフ) - Noraさん» 褒めていただき光栄です!いつも女の子しか描いていないので、うまく描けるかわからなかったのです〜(汗) (2018年11月22日 19時) (レス) id: 378e9b06a8 (このIDを非表示/違反報告)
Nora(プロフ) - 悠佳さん» 拝見させて頂きました。とても綺麗で、思わずみとれてしまう絵でした!本当にありがとうございます。これからも頑張ってください、応援しています。 (2018年11月22日 19時) (レス) id: e36332a8d8 (このIDを非表示/違反報告)
悠佳(プロフ) - こんにちは!イメ画出来たのですが、いかがでしょう? (2018年11月22日 18時) (レス) id: 378e9b06a8 (このIDを非表示/違反報告)
Nora(プロフ) - ゆうりん@アニメ厨さん» レスが遅くなり申し訳ありません。(忘れてたなんて言えない...)作品の方、読ませて頂きました。適格なアドバイス、ありがとうございます。これから、いっそう邁進いたしますので、応援のほどをよろしくお願いします。 (2018年8月21日 12時) (レス) id: e36332a8d8 (このIDを非表示/違反報告)
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