Prologue ページ1
前世の私は世間一般的とか言うまでもなく、倫理観育った奴なら一目見ただけで労働基準ガン無視のやべぇ会社だと分かる超ブラック企業に勤めていた
他で雇ってくれるとこがあるならすぐにでも転職した
しかし、親が借金まみれで私を残して夜逃げしたため金が無く義務教育で中学校止まり。高校にも行ってない奴を雇ってくれるまともな会社がある訳もなく、気づけば毎日親が残した借金を払うため、馬車馬の如く企業で働いていた
日本の社畜御用達のエナジードリンクを湯水の如く猛烈な勢いで消費し、7時に出社、11時に勤務を終えまともな飯を食わずに泥の様に眠りにつき、また出社する毎日…勿論週休二日制というものがある訳もなく、
土曜日は当たり前に出勤、サービス残業は月180時間越え・・・・・これ過労死で死ぬな私と思っていた
あんな生活15年くらい続けても倒れなかった私の生命力は今思えばこの時からやばかった
過労死で死ぬかと思えば、私は会社から帰ろうと階段を下っている時に仲の良くなかった同僚にいきなり突き落とされ呆気なく死んだ。高い所から落ちれば誰だって死ぬ。酷い痛みからか、そこら辺の事は余り覚えていない。
そして、二次元あるあるな前世の記憶がそのまま残って生まれ変わったのである
社畜勤めでなんでそんなこと知ってたかと言うと同僚の社畜仲間の子がよくぼやいていた
あの時はもう空想に縋るしかないのか……とか思ってたがマジであったわ。私生まれ変わったわ
まともに青春もぜず、人生の半分以上が社畜の記憶しかなかった私
初めは喜んだよ? 『惨めな私のために神様が二度目のチャンスをくれたんだ! 』『今度は長生きして年金生活してやるっ!! 』って意気込んだ
……でもそんな私の期待はものの数秒でメイドらしき人物に砕かれ粉微塵になった。老年の女性であろうメイドの人物は初めに私にこう言ったのだ
「お嬢様は、一体どこまで生き延びられるかしら」
その時は彼女らが何を言っているのか理解できなかった。呑気に「えっ、厨二? 」とか思ってた
しかしその答えを案外すぐに理解した。メイドの話によると、美貌で知られる母親が突然血を吹いて倒れた。その後母は息を引き取り亡くなった。嵐の様な出来事だった
私の第二の人生は生まれた瞬間から波乱らしい
———私、神様に嫌われてんのかな……
1人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
推しです - あの!!もし良ければ地政学ボーイズの反応集とかできますか?できたらでいいのでお願いします! (3月19日 15時) (レス) id: afbcb35ddc (このIDを非表示/違反報告)
ええやん - 好きだぁぁ!!更新待ってます! (3月13日 19時) (レス) @page3 id: afbcb35ddc (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミーア姫大好き | 作成日時:2024年2月23日 11時