■15■ ページ15
・
涼介「手、どうしたの？」
A「あ、...んっとねー、ちょっと転んじゃった(笑)」
涼介「うそだ。知ってます？Aさんって嘘つくとき髪触るんですよ」
あ。言われてみれば...
パーマをかけなおしたばかりの毛先にやっていた手を、思わずおろした。
ベッドの端に追いやっていたシーツを無意識に引き寄せる。
涼介「旦那さんでしょ」
私を見つめる真剣な目。
涼介くんが言った。
A「別に大したことじゃないよ」
涼介「嘘だ、ほらまた(笑)」
そういった涼介くんが指さしているのは、髪を触っている私の手。
A「へへっ、涼介くんには嘘つけないなぁ...っ(笑)」
...なんで泣いてるんだろう、私。
涼介「......俺なら、泣かせたりしないのにね」
涼介くんの親指で、そっとぬぐわれた涙。
陶器にでもさわっているかのような、優しい手。
やめてよ。
そんなこと言わないでよ。
離れられなく、なっちゃう。
いろいろな感情を込めて、それが伝わるように涼介くんを強く抱きしめた。
A「おねがい...っ、あとちょっと」
涼介「ん、いいよ」
・
・
風邪で学校お休み中で〜す、。
評価のご協力、おねがいします！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 622人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ていな - 想空さん» ただいま〜！今帰ってきました！外寒かったよ〜！そらはいつも具体的に言ってくれるからすごいうれしい。あそこのシーンは一つ一つの言葉をすごい考えたから伝わっててよかった！！ (2017年1月10日 17時) (
レス) id: 9f843be52f (このIDを非表示/違反報告)
想空 - 小恋ちゃんの ここちゃんとおりこうさんにするから！ っていうのが心に刺さった。小さいながらにいろんなものを背負って、生きてるんだなって。最後のシーンで涙がボロッと頬を伝った。こちらこそ素敵な作品にめぐり合わせてくれてありがとう！ (2017年1月9日 23時) (レス) id: 3194c34b22 (このIDを非表示/違反報告)
ていな - 想空さん» ありがとう！返信できてなくてごめんね...そらがそんな深い感想を言ってくれるなんて(´;ω;｀)すっごく嬉しい！！いつかまた、大きくなった小恋と繋も書きたいなーって思ってるからその時はよろしくです( ｀・∀・´)ﾉそら、本当にありがとう。 (2017年1月9日 17時) (レス) id: 9f843be52f (このIDを非表示/違反報告)
想空 - ていなさん» 話変わっちゃうし、今更だけどごめん。ありがとう。〜の方の完結おめでとう！最後はやっぱ悲しかったけど改めて家族と笑いあえること、命の大切さを知ることが出来ました！お疲れ様でした！ (2017年1月9日 17時) (レス) id: 3194c34b22 (このIDを非表示/違反報告)
想空 - 伊野ちゃん出てきた！ひえー怖い(-.-;)y-~~~ (2017年1月5日 22時) (レス) id: 3194c34b22 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もちてぃな | 作成日時：2016年12月11日 14時
