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知念side


病室に入ると頭に包帯が巻かれている涼介の姿があった。


高木「山田...」


見てられなくて思わず目を背けた。


医者「お目覚めになりましたらナースコールをお願いします。」

マネ1「はい、ありがとうございました。」


普段何気なく見ているニュースや新聞。

大変なこともあるもんだと他人事のように考えていた。

まさか身近でこんな事故が起こるなんて、思いもしていなかった。


八乙女「障害が出る可能性が0じゃないってことは障害が出ない可能性も0じゃないってことでしょ。山田を信じよ。」


昨日までのJUMPとは正反対のこの空気。

その空気に耐え切れなかったのかひかがポジティブ発言をした。


有岡「確かに!マイナスばっか考えないでプラスを考えよ。」


そうだそうだとみんなが共感していく。


心配なのはみんな同じ。

不安なのもみんな同じ。


9人でいればそんなの大丈夫。


何だって乗り越えられる。




...そう、思ってた。

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作者名:いちご王子 | 作成日時:2017年12月3日 12時

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