ひと夏の長さより...【Tk×In】 (ページ18)

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幸せな時間ページ18

伊「いっぱい買ったぜ！」

髙「ねー、シロップだけじゃなかった？
なんでフルーツとかいっぱい…」

そう。気づけば俺の持っていたかごの中にはフルーツやらなんやら、沢山のものが入れ込まれていて…。

伊「まあまあ！一網打尽ってことで！」

髙「それなんか意味違くない！？」

伊「いぇーい！髙木がかき氷をだしまーす！」

いつの間にか椅子に座ってぱちぱちと手を叩く伊野尾くん。

何となく気づいたら俺はいつも伊野尾くんのペースに飲み込まれている。

髙「…まぁ！いっか。はい！かき氷機と髙木の本気出します！」

伊「いぇーい！」

俺がそう言ってかき氷機を机の上に出すと楽しそうに笑う伊野尾くん。

…伊野尾くんのためとか言って、自分のためだったりするんだよな。

髙「氷セットできた？」

伊「多分出来た！」

髙「じゃあ、回して？」

伊「いきまーす！」

そう言って伊野尾くんがかき氷を作り出す。

無邪気なその姿でさえ、とても可愛く思えてくる。

…薮くんに言われた通り俺本当に伊野尾くんのこと好きなんだな…。