ひと夏の長さより...【Tk×In】 (ページ13)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:10,793 hit

君の気持ち。ページ13

伊「よーし！いっぱい食っていっぱい遊ぶぞ！！」

ガラリと並ぶ屋台を見てそういう伊野尾くん。

…お金持ってんの？

伊「って、所持金ゼロだ。」

あ、やっぱり。

髙「大丈夫だよ。俺が出す」

伊「申し訳ないし無理！」

こういう時だけ謙虚なんだよな…。

髙「こういう所だけ遠慮するんだ…笑
でもいいじゃん！今日のは…なにかの祝いということで！」

伊「なんだそれ笑」

髙「取り敢えず歩きだそうよ
すごい邪魔になってる気が…笑」

伊「確かに、笑」

この時からもっと伊野尾くんと深く接していればよかった。

そうしたら、後悔なんてしなかったのかもしれない

髙「なんか食べる？」

伊「いやー、金魚すくいする」

高「金魚すくいね！いいよ！」

伊「やった！」

二人でやった金魚すくい。

何故だか伊野尾くんがめっちゃ下手で、

なんでそんなに金魚すくいできないの！？って聞きたくなったくらい。

伊「俺下手だね笑」

髙「うん下手笑」

伊「そこはお世辞でも上手いよ！って言って欲しかった…笑」

髙「お世辞が言えないほど下手！水につけただけで破くとか…」

伊「あー、うるさい！笑」

そう言って笑いあった時間は

とても幸せだった。