潜入１８３日目 ページ12
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「ここら一帯は私らの所有地なんだけどね。あんたらの宿泊施設はあの山のふもとね」
「「「遠っ!!」」」
ボブカットヒーローが指したのは、はるか遠くに見える山のふもと。
「え…？じゃあ何でこんな半端なとこに……」
「いやいや…」
「バス…戻ろうか……な？早く…」
恐らくこれから起こるであろう事態が予測出来た人たちはザワザワと騒ぎ出す。
何が起こるのか…私は少し楽しみだった。
「今はAM9:30。早ければぁ…12時前後かしらん」
「ダメだ…おい…」
「戻ろう！」
追い討ちをかけるボブカットヒーローの言葉。
「バスに戻れ!!早く!!」
「12時半までに辿り着けなかったキティはお昼抜きね」
決定打の言葉に、必死で走る私たち。
ーーしかし、当然そんなに甘くは無い。
「悪いね諸君。合宿はもう、始まってる」
ベージュ髪のヒーローが地面に手を当てると、地形がボコッと盛り上がり、上に乗っていたAたちはその土砂と一緒に下へと真っ逆さまに落ちて行った。
ボブカットヒーローが柵から身を乗り出して叫ぶ。
「私有地につき個性の使用は自由だよ！今から三時間！自分の足で施設までおいでませ！
この…“魔獣の森”を抜けて!!」
下へと着いた私たちは各々汚れを払いつつ立ち上がる。
私も口に入った砂をぺっと吐き出した。
「“魔獣の森”…！？」
「なんだそのドラクエめいた名称は……」
「っていうか魔獣ホントに出るんじゃない？」
「やっ、やめてよAちゃん！」
お茶子ちゃんが青ざめながら言うもんだから、「ごめんごめん」と笑う。
とりあえず行くしかないか、という空気になったとき突如目の前に現れたのは。
「ホントにマジュウだーーー!!？」
土色の、恐竜のような怪物。
無意識に、私の瞳に好奇の色が宿った。
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デイナン(プロフ) - 陽奈さん» ありがとうございます!! (2018年4月18日 22時) (
レス) id: a9b80007cf (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - raccoonさん» リクエストありがとうございます！是非是非書かせて下さい！頑張らせていただきます！ (2018年4月18日 21時) (レス) id: a162f0b6f3 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - デイナンさん» ありがとうございます！了解です！頑張りますね！ (2018年4月18日 21時) (レス) id: a162f0b6f3 (このIDを非表示/違反報告)
raccoon(プロフ) - 上鳴峰田らへんのおちゃらけ組が夢主のお菓子を食べちゃった時の夢主の反応が見てみたいです！できればでいいので、お願いします。 (2018年4月18日 21時) (レス) id: 315772e868 (このIDを非表示/違反報告)
デイナン(プロフ) - えっと…銀さんとか総悟含めた真選組がいいですね。それより多くしても全然大丈夫ですよ!! (2018年4月18日 21時) (レス) id: a9b80007cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽奈 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ryosukehar1/
作成日時：2018年2月4日 14時
