潜入〇日目 ページ45
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「俺についておいでよ。会わせてあげるよ、
「何言ってやがる」
その言葉に最初に反応したのは轟だった。ヒーロー殺しの一件があったからか、意外にも落ち着いている。恐怖に飲まれているわけではないようだ。
「散々コイツを商売道具みてえに扱っといて、そんなにアッサリ態度を変えるなんて有り得ねえ」
「そ、そうだ…お、おちょくってんのかよ。ア…アンタ…オイラ達の味方じゃない。鳳仙の味方でもない。一体…何なんだ」
続いて晴太も不信感いっぱいの目で神威を見返した時、次の追手が現れた。次も前も後ろも囲われている状態で、普通なら突破するのは容易ではない。
…だけど。
「あいにく吉原にも
「…また勝手な」
そう言い捨てて、神威は向かってくる女たちを見る。特に構えもせず、自然体で。
私も、轟のすぐ隣に位置取り、タイミングを待つ。
「会いたくなった、あの夜王鳳仙を腑抜けになるまでたらしこんだ女に」
「うわわわっ！」
「轟、ちょっとごめん」
「うお…」
女たちは一斉に薙刀で攻撃してきた。私たちがコンマ三秒前までいた場所は、もう既に串刺しにされている。神威が晴太を、私が轟を抱えて飛び上がって、それを回避したのだ。
「会いたくなった、吉原中の女達から太陽とすがられる女に」
そこから先、何が起こるのかは分かっている。でも、それを轟に見せたくなくて、私は飛び上がったまま轟を真正面にぶん投げた。神威に視線が集まった今しか出来ない事だ。
そして投げられた轟がちょうど床に激突した瞬間、またもや鮮血が飛び散った。
「(…私には、止められない。殺さずに何とかする事だって出来るはずなのに)」
転がった死体の上を飛び越えて、軽々と綺麗に着地した神威は言った。
「俺はどうやら今まで捜し人を間違っていたらしい。…さあ会いにいこうか。吉原で最も美しく、強い女に」
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ユユユ - 頑張ってください！ (2018年12月31日 23時) (
レス) id: 565f07b5a9 (このIDを非表示/違反報告)
ユユユ - 大好きです！ (2018年12月31日 23時) (レス) id: 565f07b5a9 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん(プロフ) - これからも頑張って下さい！ (2018年9月9日 0時) (レス) id: 7151c9dc13 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - コハクさん» コメントありがとうございます！お気遣いまで本当感謝しかありません。頑張りますので、応援よろしくお願い致します！ (2018年8月19日 14時) (レス) id: 9c5936b685 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - ふぉぉぉ！ついに吉原炎上篇ですね！！すごくドキドキです笑 しかし暑い日が続いているのでお身体に気を付けて、無理せず頑張ってください！！更新楽しみにしております！！ (2018年8月19日 13時) (レス) id: e8820f2209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽奈 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ryosukehar1/
作成日時：2018年4月19日 20時
