潜入○日目 ページ41
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｢…そういえばさっき言ってたね〜、お土産がどうとかって」
轟からの断片的な情報を元に考えると、私たちの間でブルブルと震えているこの少年ーー晴太は、この町の太陽、日輪の息子で、母親に会いたがっている。
けれど、それを良しとしない夜王鳳仙は百華を使って彼を捕らえようとしたけど、その頭が夜王を欺き秘密裏に逃がそうとした。
…で、そこに神威たちが乱入して晴太をかっさらって行き、それを轟が追い掛けてきて私と合流、という事か。
｢…でもさ〜、それを聞いたからには私も黙ってられないんだけど。アンタらは本当に晴太を離す気は無いワケ？｣
ながーい要約を経て、私が尋ねると、『そんなものある訳ない』とでも言いたげに春雨三人は首を竦めてみせる。
それから、神威が貼り付けた笑顔のまま言った。
｢別にAがその子を守りたいって言うなら構わないよ。此処で殺り合えるなら、大歓迎だし。…でも、今のAには、お荷物が沢山居る。とてもじゃないけど、俺と渡り合うのは無理だよ｣
｢…お荷物？｣
｢多分、俺の事だろ。さっきから、すげぇ視線感じる｣
神威の言葉の意味がわからず、首を傾げていると、轟が会話に入ってきた。
轟がお荷物…？つまり、足でまといって事？
｢神威、アンタは知らないかも知れないけど、轟は……っふごっ！！もが、もご｣
勿論個性だけじゃないけれど、轟の強さを知らない神威の言い草に腹が立って説明しようとしたら、何故だか轟に口を塞がれた。
ーー遠慮無さすぎて地味に痛いんですけど〜。
若干揉み合いになりながら、轟が小声で言った。
｢A、色々あって頭から抜けてるかもしれねぇが、一応俺はこっちの人間じゃねぇし、不用意に説明しちゃ、不味いんじゃねぇのか｣
｢………あ、｣
轟の言う通り、完全に頭からすっぽ抜けてたわ。
幾ら神威たちもホールの事情を知っているとはいえ、轟もあっち側の人間だとは思ってないハズ。
…私、よくトシに『バラしたら首飛ばして大丈夫』とか啖呵切ったな。こんな調子じゃ、すぐ飛んで行きそうなんだけど。
自分の間抜けさに呆れが募った。
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ユユユ - 頑張ってください！ (2018年12月31日 23時) (
レス) id: 565f07b5a9 (このIDを非表示/違反報告)
ユユユ - 大好きです！ (2018年12月31日 23時) (レス) id: 565f07b5a9 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん(プロフ) - これからも頑張って下さい！ (2018年9月9日 0時) (レス) id: 7151c9dc13 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - コハクさん» コメントありがとうございます！お気遣いまで本当感謝しかありません。頑張りますので、応援よろしくお願い致します！ (2018年8月19日 14時) (レス) id: 9c5936b685 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - ふぉぉぉ！ついに吉原炎上篇ですね！！すごくドキドキです笑 しかし暑い日が続いているのでお身体に気を付けて、無理せず頑張ってください！！更新楽しみにしております！！ (2018年8月19日 13時) (レス) id: e8820f2209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽奈 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ryosukehar1/
作成日時：2018年4月19日 20時
