潜入◯日目 ページ35
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side無し
突然の攻撃。顔を顰めながらも、クナイの飛んできた方向を目視した晴太は、ガタガタと震え出し、青ざめた。
そこには、金髪の髪を高く結い、�茲には傷のある、花魁らしき女の姿がある。
「あれは…あの…傷は」
「誰アルカ？」
「……」
晴太が答えない間に、その女の周りには、もっと沢山の、武装した女たちが現れた。
そして、ようやく晴太が震える口を開く。
「吉原と吉原の掟を犯す者を処断する自警団「百華」。その百華を率いる吉原最強の番人」
「月詠でありんす」
その瞬間、金髪の女がダンと地を蹴って己の名を名乗る。その後に続いて女たちが、轟たちの方へと飛んで来た。…その手には勿論、武器が。
「以後よしなに!!」
また、飛んで来る大量のクナイ。咄嗟に神楽の傘に隠れて、やり過ごす。
新八と晴太が何か言い合っていたが、神楽が喝を入れた事により、轟を含めた三人で先に逃げ出す。
「こっちだ！」
諸々の事情により、個性を使う事はなるべく近侍られて居るので、轟は兎に角クナイに当たらないように気を付けていた。
遅れてきた新八、晴太と走って行くが、相手は訓練を積んだ百華の頭領。そう上手くはいかない。
「わっちの狙いは」
足止めしていた神楽を押し退けて、クナイを構える。……狙いは、
「ぬしじゃあああ！！」
ーー晴太だ。
轟も、新八も、「不味い」と思ったその時だった。
勢い良くクナイと晴太の間に滑り込み、手に持ったエモノでクナイを弾き返す。カランカラン、とクナイが地に落ちた。
月詠、と名乗った金髪の女は警戒するように眉を顰める。
「よォ…」
いつも通りの、アンニュイな雰囲気を醸し出す声。だけれども、万事屋の頼れるリーダー。
安心して、新八は、「銀さん！」と言いたかった。しかし言えなかった。実際は、その四分の一の「ぎ…」で止まってしまったのである。
何かしら声をかけようとした轟も、銀時を目視して固まる。……と、いうのも。
「待たせちまったな」
ーーヒーローは遅れてやって来る。
そう言うべき格好良い登場の筈なのに。銀時の額にはクナイがぶっ刺さり、そこから血が流れていた。
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ユユユ - 頑張ってください！ (2018年12月31日 23時) (
レス) id: 565f07b5a9 (このIDを非表示/違反報告)
ユユユ - 大好きです！ (2018年12月31日 23時) (レス) id: 565f07b5a9 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん(プロフ) - これからも頑張って下さい！ (2018年9月9日 0時) (レス) id: 7151c9dc13 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - コハクさん» コメントありがとうございます！お気遣いまで本当感謝しかありません。頑張りますので、応援よろしくお願い致します！ (2018年8月19日 14時) (レス) id: 9c5936b685 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - ふぉぉぉ！ついに吉原炎上篇ですね！！すごくドキドキです笑 しかし暑い日が続いているのでお身体に気を付けて、無理せず頑張ってください！！更新楽しみにしております！！ (2018年8月19日 13時) (レス) id: e8820f2209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽奈 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ryosukehar1/
作成日時：2018年4月19日 20時
