潜入◯日目 ページ26
・
ーーさて。
何やかんやあって、今私たちは必殺技習得の為、日々訓練中である。
そして何やかんやあって、今日はそんな日々の合間……言わば休日であった。
「あれ、いつの間にかアイスが切れてる」
寮の共有冷蔵庫を開いて、私は唸る。恐らく、先日の猛暑で知らぬ間に食べ切ったのだろう。
誰かが取っていたとしたら殺るしかないが、幸いそんな気配は無い。
「轟〜って居ない。トイレかな」
辺りを見渡して、あの紅白色がない事を確認すると、紙とペンを取り出した。
…実は私たちはこれから一緒にトレーニングをする約束をしていたのだ。
「『アイスが無いからコンビニ行ってくる、A』っと。これでいっか」
そうして私はテーブルに紙を置き、傘を掴んで、暑さ真っ盛りの外へと飛び出した。
＊＊＊
轟
トイレから戻って来て、トレーニングするべくAを探す。
しかし共有スペースにはその姿はなく、不審に思って探していると、テーブルの上に一枚の紙切れを見つけた。
「…コンビニか」
如何にもAらしいと思いながら、俺は椅子に腰を下ろす。
ここで待っていれば、その内帰ってくるだろうから。
「…ん？あれは……」
しかし、俺の目に、何か青い物体が目に留まる。ちょうど、冷蔵庫の下辺りか。
すぐにそこまで移動して、青い物体ーー…財布を拾い上げた。どう見ても、Aの物である。
「…サザエさんみたいだな」
アイスを買おうとしたら財布が無くて慌てふためくAが容易に想像出来て、自然と笑いが込み上げてくる。
「…届けるか」
そう決めて、俺はAの後を追って、歩き出した。
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ユユユ - 頑張ってください！ (2018年12月31日 23時) (
レス) id: 565f07b5a9 (このIDを非表示/違反報告)
ユユユ - 大好きです！ (2018年12月31日 23時) (レス) id: 565f07b5a9 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん(プロフ) - これからも頑張って下さい！ (2018年9月9日 0時) (レス) id: 7151c9dc13 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - コハクさん» コメントありがとうございます！お気遣いまで本当感謝しかありません。頑張りますので、応援よろしくお願い致します！ (2018年8月19日 14時) (レス) id: 9c5936b685 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - ふぉぉぉ！ついに吉原炎上篇ですね！！すごくドキドキです笑 しかし暑い日が続いているのでお身体に気を付けて、無理せず頑張ってください！！更新楽しみにしております！！ (2018年8月19日 13時) (レス) id: e8820f2209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽奈 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ryosukehar1/
作成日時：2018年4月19日 20時
