潜入２２８日目 ページ13
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ーー雄英敷地内、校舎から徒歩五分の築三日。
“ハイツアライアンス”。
それが、新しい我が家だ。
「でけー」
「恵まれし子らのーー！！」
皆がそれぞれに興奮しているが、恐らく状況はそんなに生易しいものじゃあ無い。
機密情報として管理されていたはずの合宿場所がバレていたこと、そしてUSJの時にも授業日程が流れていたこと。
これらから導き出される結論は一つ。
…スパイがいるのだ、この雄英の何処かに。
「(…それを特定したいんだろうなぁ)」
スパイが紛れ込んでいること自体大問題だが、排除するなら早い方が良いのは事実。寮政策は得策と言えるだろう。
少しだけ、元のアパートを名残惜しく思いながら、前に立った相澤先生に視線を向けた。
「とりあえず1年A組、無事にまた集まれて何よりだ」
どうにも先生は表情の変化が乏しいせいか、あまり嬉しそうには聞こえないけど。まあ色々言われていたし、ストレスが溜まっているのだろう。
隣の総悟からは矢張りいつも通り何も感じられない。
そんな中、梅雨ちゃんとお茶子ちゃんが心配そうに先生を見つめる。
「無事集まれたのは先生もよ。会見を見た時はいなくなってしまくのかと思って悲しかったの」
「うん」
「……俺もびっくりさ。まァ…色々あんだろうよ」
“色々”。
そこには本当に沢山の事情が含まれているに違いない。それを晒そうとはしないけれど。
「さて…！これから寮につきて軽く説明するが、その前に一つ。当面は合宿で取る予定だった“仮免”取得に向けて動いていく」
そういえば、そんな話もあったような。
私が忘れていたように、皆も口々に同じような事を口にする。
「大事な話だ、いいか」
それを相澤先生は少し鋭い声で遮った。
「轟、切島、緑谷、八百万、飯田。この五人は“あの晩あの場所”へ、爆豪A救出に赴いた」
その瞬間、みんなの顔が一瞬にして固まる。……私も。
そんな様子を見渡して、先生は続ける。
「その様子だと行く素振りは皆も把握していたワケだ。色々棚上げした上で言わせて貰うよ。
オールマイトの引退がなけりゃ俺は、爆豪・A・耳郎・葉隠以外全員除籍処分にしてる」
「！？」
風に当てられて、ザァ…、と草木が不穏に揺れる。まるで、皆の不安を掻き立てるように。
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ユユユ - 頑張ってください！ (2018年12月31日 23時) (
レス) id: 565f07b5a9 (このIDを非表示/違反報告)
ユユユ - 大好きです！ (2018年12月31日 23時) (レス) id: 565f07b5a9 (このIDを非表示/違反報告)
にんじん(プロフ) - これからも頑張って下さい！ (2018年9月9日 0時) (レス) id: 7151c9dc13 (このIDを非表示/違反報告)
陽奈(プロフ) - コハクさん» コメントありがとうございます！お気遣いまで本当感謝しかありません。頑張りますので、応援よろしくお願い致します！ (2018年8月19日 14時) (レス) id: 9c5936b685 (このIDを非表示/違反報告)
コハク(プロフ) - ふぉぉぉ！ついに吉原炎上篇ですね！！すごくドキドキです笑 しかし暑い日が続いているのでお身体に気を付けて、無理せず頑張ってください！！更新楽しみにしております！！ (2018年8月19日 13時) (レス) id: e8820f2209 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：陽奈 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ryosukehar1/
作成日時：2018年4月19日 20時
